実際に入居してみると、義母は時々「やっぱり自宅がいい」と口にしていました。一軒家からワンルームになり、趣味が多い人だったので、やりたいことが自由にできないことへのもどかしさがあったようです。寝たきりではなく、頭もしっかりして体も動くからこそ、余計にそう感じたのだと思います。私にはあまり本音を言いませんでしたが、そこまで気に入ってはいないんだろうな、と感じていました。
ただ、私たち家族にとっては、入居してもらって得られた安心感はとても大きかったです。医療スタッフの方がいらっしゃるので、何かあればすぐに対応していただけましたし、実際に救急車を呼ぶ際にも手伝っていただき、本当に助かりました。その点は、私たちにとって何より心強かったです。
退去を決めた理由。本人の「家で暮らしたい」という強い意志でした。
2年弱ほどお世話になりましたが、退去することになりました。一番の理由は、やはり
本人の「家で暮らしたい」という強い希望です。
施設での生活に大きな不満があったわけではありません。むしろ、スタッフの方々には本当に恵まれていました。それでも、もともと積極的に入りたかったわけではなかったこともあり、「なんとか自宅で過ごせないか」という気持ちが強かったようです。
それに加え、費用の面も正直なところ少しネックでした。義母の年金などで何とか支払えてはいましたが、決して安い金額ではありません。この先ずっと住み続けるとなると、自宅を売却することも考えなければならず…。私としては、義母にとって「いつでも帰れる場所」として自宅は残しておいてあげたかったので、そこは避けたいという思いがありました。
最終的には、本人の意思を尊重し、ヘルパーさんの体制などを整えた上で、自宅に戻ることを決めました。「もしまた無理になったら、その時はまた探そうね」と話して、今は自宅でなんとか暮らしています。
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