入居前はどのような状況でしたか?
母は関西圏で一人で暮らしていました。私は遠方に住んでいるため、何かあってもすぐに駆けつけることができず、常に心配でした。毎月、様子を見に現地まで通っていましたが、その負担は決して小さくなく、私自身もなかなか旅行などに出かけることができない状況でした。
もともと母は転倒して大腿骨を骨折したことがあり、それがきっかけで要介護の認定を受けていました。当時はまだ杖がなくても歩ける状態ではありましたが、一人暮らしをさせておくことへの不安は常にありました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
施設探しを始めた直接のきっかけは、母が二度目の骨折をして入院したことでした。この時、もう一人で自立した生活を送るのは難しいだろうと判断しました。そこで、私が住んでいる地域に呼び寄せ、近くの施設に入ってもらうしかないと考えたのです。
母が入院している間に次の住まいを探さなければならず、時間的な余裕もあまりない中で、慌てて施設探しをスタートしました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
当時は母が入院中で、退院までに次の場所を決めなければならないという、かなり切羽詰まった状況でした。そのため、じっくりと悩み考えるというよりは、とにかく早く入居先を確保しなければ、という思いが強かったです。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学した際に、施設に対して特に大きな不安を感じることはありませんでした。ただ、あえて言うならば、料金体系が少し気になりました。こちらの施設は基本料金が比較的安く設定されている一方で、例えば緊急ボタンを押してスタッフの方に来てもらうと1回につき200円がかかる、といったように、基本的なサービス以外のことは別途有料になる仕組みだったんです。
母が元気なうちは良いのですが、もし少し手がかかるようになった場合、費用がどれくらいになるのだろうか、という点は少し考えました。それでも、とにかく入居先を決めなければならなかったので、そこで決断しました。