清潔感のある明るい建物と、本人が心地よく過ごせる設備
見学に行った際、一番に感じたのは建物の明るさでした。コロナの終わりの時期だったので、共用スペースなどはあまり詳しく見て回ることはできなかったのですが、全体的に満足のいく雰囲気だったのを覚えています。
母は認知症が進んでいることもあって、ここを自分の家というよりは「旅行先」だと思っている節があるんです。でも、母が自分から「お風呂がいいのよ」と満足そうに話してくれるのを聞くと、ここを選んで本当に良かったなと感じます。
清潔感があって明るい環境、そして母が心からリラックスできる設備が整っていることは、今の母の穏やかな表情につながっている大切な要素だと思います。
日々のコミュニケーションを支えてくれる親切で協力的なスタッフ
スタッフの方々の温かい対応も、この施設を選んで本当に良かったと思える点です。特に印象に残っているのが、入居当初の電話対応です。前の施設にはあった個室の電話がここにはなく、母も携帯電話の操作を覚えることが難しかったため、連絡手段に困っていました。
そのことをスタッフの方にご相談したところ、嫌な顔一つせず、「いいですよ」と言って施設の電話を毎日母につないでくださったのです。おかげで、入居後も変わらず母の声を聞くことができ、不安な気持ちが和らぎました。日々の忙しい業務の中で、私たちのわがままのようなお願いにも親身に対応してくださるその姿勢に、心から感謝しています。今でも、スタッフの皆さんはとても親切で、母のことを本当によく見てくださっていると感じます。
どんな些細な変化も見逃さない、迅速で丁寧な報告体制
離れて暮らす家族にとって、入居している本人の健康状態は一番の気がかりです。その点、この施設は報告・連絡の体制が非常にしっかりしているため、絶大な信頼を寄せています。
例えば、母が部屋で少し尻もちをついてしまった時や、お腹の調子が悪くて下痢をした時など、どんなに小さな体調の変化でも、必ずすぐに電話で報告してくださいます。また、病院に連れて行ってくださる際も、受診前と受診後にそれぞれきちんと連絡があり、医師からどのような説明があったのかまで丁寧に教えてくれます。このように、母の様子を常に共有してくださるおかげで、私たちは離れていても安心して母の生活を見守ることができています。