入居して想定外だったことはありましたか?
一番の想定外だったのは、認知症対応をうたっている施設でありながら、個室内の生活サポートがほとんど受けられなかったことです。「住宅型」の施設であることは理解していましたが、認知症の入居者に対して、ここまで画一的な対応だとは思いもしませんでした。居室内で困りごとが起きても、基本的にはご自身で解決していただく、というスタンスだったため、母のような症状の者にとっては生活そのものが困難な環境でした。
施設への改善点はありますか?
施設に対しては、まず認知症ケアに対する認識を改めていただきたいです。「住宅型」だからといって、入居者の生活に全く介入しないというのは、特に認知症の方にとっては成り立ちません。居室内での生活が困難になっている入居者に対して、どのようにサポートを提供するのか、その体制を根本から見直すべきだと思います。もしそれが難しいのであれば、入居前の説明で「居室内でのサポートは一切行えない」という点を、家族が誤解しないように明確に伝える責任があるはずです。
また、施設長をはじめとするスタッフの対応にも大きな課題を感じました。トラブルが発生した際の報告や連絡、相談のプロセスが全く機能していないように思えます。根拠のない費用請求や、入居金の精算遅延など、組織としての管理体制があまりにもずさんです。入居者やその家族と、誠実に向き合う姿勢を徹底していただきたいと切に願います。