86歳女性のザ・ウィングホーム弐番館への入居体験談

入居者プロフィール

年齢・性別	86歳・女性
要介護度	要介護3
認知症の状況	物忘れ
身体状況（ADL）	車椅子、杖、手引/伝い歩き
医療対応	リウマチ・関節症
入居前の暮らし方	自宅にいた(独居)
施設検討のきっかけ	父の死後、母が一人になったこと、家族が通うのが困難だったこと
投稿者の立場	実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期：2024/09 〜 2024/11

見学をした施設：1件

見学した施設

施設名	見学/入居
ザ・ウィングホーム和楽久	入居

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入居前に抱えていた問題

施設探しを始めたきっかけは何ですか？

もともと父と母の二人で暮していたのですが、父が亡くなって母が一人になってしまったんです。私の家も少し離れているので頻繁に通うのが難しく、一人で置いておくのも心配でしたので、施設を探すことにしました。

入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか？

母本人は、本当は家にいたかったみたいですけどね。私たち家族としても、できればそのまま住み慣れた家で過ごさせてあげたかった、という気持ちはありました。それから、施設に入るとなると、今まで知らなかった方々と一緒に生活しなくちゃいけないじゃないですか。母がその環境に馴染めるだろうか、という点が少し不安でしたね。

見学時、施設に対する不安はありましたか？

私にとっては施設見学も初めての経験で、特養を2ヶ所と、今のウィングホームさんを見学しました。特養に入っていらっしゃる方々が、思った以上にコミュニケーションを取るのが難しいような方ばかりで、「ここには母はいられないな」と感じたのが正直な感想です。

入居後の変化

入居後、どのような変化がありましたか？

入居してみて、見学時に懸念していた通り、他の入居者さんとのコミュニケーションはあまり多くないようです。母は体が悪くて歩けないけれど、頭は入所している方よりだいぶはっきりしているので、「周りは結構症状が進んでいる方がいっぱいいるから、なかなか話が合う方がいない」とは今でも言っていますね。ただその一方で、うちの母は他の入居者さんと話すというより、施設の方と沢山話しているみたいなんです。スタッフの皆さんが一番の話し相手になってくれているような、そんな感じで、これは本当にありがたいと思っています。

見学時の不安は解消しましたか？

ウィングホームさんを見学した際も、認知症が進んでいらっしゃる方が多いかな、という印象はあり、母と話が合うだろうかという懸念は少し感じていました。それでも、こちらの施設にお願いすることに決め、もともと「弐番館」を希望していたのですが、当時は空きがなくて。その時、施設の方から「空きが出るまで、系列の『和楽久』で過ごすのはどうですか？」と提案していただいたんです。それでまず「和楽久」に入居し、その後、空きが出たタイミングで希望していた現在の「弐番館」へ移ることができました。

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ザ・ウィングホーム弐番館を選んだ理由

いつでも気持ちよく過ごせる、清潔感のある施設

施設全体が、とても清潔感があるんです。いつ行っても綺麗にされていて、そこはすごくいいな、と思っています。毎日過ごす場所なので、気持ちよくいられる環境というのは、本人にとっても家族にとっても、とてもありがたいです。

相談しやすい、アットホームな雰囲気

スタッフさんは皆さん本当に親切な方が多いです。他の入居者さんと話す機会が少ない母にとって、スタッフの方々が気さくに話しかけてくれるのは、本当に救いになっていると思います。私たち家族も、何かあったときにとても相談がしやすくて。面会も特に制限なくいつでも行けるので、そういったオープンなところも安心してお任せできる理由ですね。

食事の量を調整してくれる、柔軟な対応

うちの母は、もともとすごく食欲がある人でして。施設のお食事も美味しいようなのですが、普通量だと少し足りなかったみたいなんです。それを相談したら、ご飯の量だけではありますが、増やしてもらえました。差し入れも自由にできるので、母の「食べる楽しみ」を大切にしてくれているのが嬉しいです。

退去検討理由・入居後のギャップ

入居して想定外だったことはありましたか？

特に思っていたのと違ったという点はないですね。むしろ、逆によくしてもらっていると感じることの方が多いです。すごくアットホームというか、何かあったときにとても相談がしやすい雰囲気なのは、入ってみて感じた良い点ですね。

退去を検討したことはありますか？

母が言うには、スタッフさんがかなりバタバタしていると。時間に追われているような感じがする、というのは時々言っていますね。見ていてちょっと気になる、というくらいで、サービスが悪いというほどのことではないんですけど。おそらく、人手不足なのかな、と感じるところはあります。

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ザ・ウィングホーム弐番館

サービス付き高齢者向け住宅

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取材して

今回お話を伺った息子様は、お母様への深い愛情を持ちながらも、施設の現状を非常に冷静かつ客観的に見ていらっしゃるのが印象的でした。「スタッフさんは親切だけど、忙しそう」「母と話が合う人が少ないかもしれない」といった課題点を正直にお話しくださる一方で、「でも、本当によくしてもらっているんです」と感謝の言葉を何度も口にされていました。今回のインタビューを通して、施設の長所と短所の両方を理解した上で、ご家族が納得して大切な方を預けられている、という実情が伝わってきました。

取材日：2025/09/20

執筆者：岸川京子

入居した施設について

閲覧済

ザ・ウィングホーム弐番館

医療法人社団風凛香サービス付き高齢者向け住宅

空室1室

自立要支援1•2要介護1〜5認知症可

埼玉県さいたま市見沼区堀崎町1592

大和田駅から徒歩13分

月額11.9万円(入居金 0円) + 介護保険料
家4.9万円
管4.0万円
食2.0万円
他1.0万円
個室 / 18m² / 基本プラン

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※2025/11/26更新

医療体制も万全。安心して暮らせる住まいです

「ザ・ウィングホーム弐番館」は、さいたま市見沼区の静かな住宅街にたたずむサービス付きの高齢者向け住宅です。要支援1から要介護5の方までご入居いただけます。訪問介護ステーションやデイサービスなどを行っている介護事業所を併設しており、必要に応じて介護サービスを受けることができます。当施設は、さいたま市で在宅医療を続けてきた医療法人社団風凛香「つばさクリニック」が運営。近隣にあるつばさクリニックなど、協力医療機関とも密に連携しています。また、スタッフが24時間見守っていますので、夜間も安心してお休みいただけます。近隣にはコンビニやスーパー、緑豊かな公園があり、暮らしやすい住環境です。