少人数フロアだからこその、きめ細やかな見守り
母がいる1階のフロアは16室しかなく、すごく落ち着いた環境です。スタッフの方も1〜2名がついてくださるので、一人ひとりへの目配りが本当に行き届いていると感じますね。実は、入居後に別の老健からも「空きが出ました」と連絡があったんです。でもそこはフロアの人数がすごく多くて、「これだけの人数がいると、正直なところ、一人ひとりの食事の好みまで覚えるのは難しいです」と率直に言われました。それを聞いて、他の方に「認知症があるのであれば、そういう目の届くようなところの方がいいですよ」と勧められたのは本当だったんだなと実感しました。
「まさか」の時も安心。迅速で手厚い医療連携
母がコロナに感染した時の対応が、本当に素晴らしかったです。朝一番に「陽性なのですぐ病院に連れて行きます」と電話があり、その際に施設の看護師さんが病院への付き添いまでしてくれました。病院でのいろんな手続きとか、母の症状を伝えるとか、普段の様子を見ている看護師さんが全部やってくれたので、ものすごく助かりました。家族では難しいところまでサポートしてもらえて、緊急時にもこれだけ手厚く対応してくれるのは、大きな安心材料です。
施設側から「ぜひ設置を」。オープンな姿勢が信頼に
一番驚いたのは、施設長さんから「見守りカメラを設置した方がいいですよ」と勧められたことです。まさか施設側から言われるとは思っていなかったので、本当にびっくりしました。施設のWi-Fiも使わせてくれて、面会できない時も母の様子がいつでも見られて、本当に安心でした。正直、カメラで見ていると「この新しいスタッフさん、介助がうまくないな」と思うこともあるんですけど、施設長さんの方からたまに「見せて」と言ってくれるんです。それで映像を見せると、「研修の参考にします」と言ってくれて、ちゃんと対応してくれます。問題を隠さず、オープンにやりとりできる関係性が築けていると思います。
家族との連携を大切にする、開かれた取り組み
ここは、家族との関わりもすごく大切にしてくれる施設だと思います。「家族の総会に参加しませんか」という案内があったり、「入居者と一緒にお昼ご飯を食べませんか」というイベントがあったり。ただ預けるだけでなく、家族も施設の一員として関われるような機会を設けてくれています。それに、アンケートが家に送られてきて、施設の運営に対する意見を提出する機会もあります。家族の声にちゃんと耳を傾けようという姿勢が見えるので、とても信頼できますね。
いつでも会える安心感。自由な面会と駐車場の存在
事前に「何時頃行きます」と連絡さえしておけば、いつでも面会できるのもありがたいですね。他の施設だと今でも「面会は10分だけ」とか「お部屋には入れません」といった厳しい制限がある中で、この自由度は本当に貴重です。もちろん、母がコロナに感染した直後は、規律に則って5日間ほど面会が停止になりましたが、そういった緊急時の対応はきちんと行い、安全が確認されればまた柔軟な対応に戻してくれるという点も、かえって信頼できると感じています。それに加えて、車がすぐ止められる駐車場もしっかりあるので、荷物を届けたり、何かあった時に駆けつけたりと、気軽に面会に行ける環境が整っているのは本当に助かります。