プライベートが保たれる、マンションのような居室
この施設に決めた理由の一つは、居室の設備と広さです。見学した6か所の施設の中でも、ここは各部屋にきちんとお風呂とキッチンが備わっていました。法律で定められたサ高住の最低面積よりも広い、プラスアルファのゆとりがあったのも魅力でしたね。
いわゆる「施設」という感じではなく、「高齢者向けのマンション」といった雰囲気で、これまでの一人暮らしに近い感覚で生活できるのではないかと思いました。プライベートな空間がしっかり確保されている点は、本人にとっても良かったと思います。
以前と変わらない外出を楽しめる立地と自由度
母は実家にいた頃、毎日買い物に出かけるのを楽しみにしていたので、入居後もその生活を続けられるかどうかもポイントでした。その点、この施設は交通の便が良く、バス停も近くにあります。バスで10分もかからない場所に色々なお店が集まっているので、本人が望めばいつでも自由に出かけられる環境でした。
サ高住なので、もともと自由度が高いことは分かっていましたが、立地条件まで含めて、母のこれまでのライフスタイルを維持できる場所だったことが、母がすんなり馴染めた理由の一つだと思います。
家族が安心できる、24時間の見守り体制
私たち家族が求めていたのは、本人の自由を尊重しつつも、何かあったときにはサポートが受けられるという環境でした。その点で、ここはまさに理想的な形でしたね。
24時間スタッフの方が見守ってくださり、食事も提供していただける。それでいて、過度な干渉はなく、本人は自立した生活を送れる。遠方で一人暮らしをさせていた頃の「何かあったらどうしよう」という不安がなくなり、家族としては安心して任せられると感じています。何か変化があれば電話で報告をいただける体制も、心強いです。
個人のペースを尊重した、食事や交流のあり方
食事の対応が柔軟な点も良かったです。母は「お昼は自分で好きなものを自由に食べたい」という希望があり、施設では朝と夕方の食事だけをお願いしています。3食すべてを施設でとる必要はなく、本人の希望に合わせて選択できるのはありがたいですね。
また、他の入居者さんとの交流についても、月に1回「子ども食堂」を開いて近所の子どもたちと触れ合ったり、レクリエーションで外出したりといった機会は設けられていますが、参加は強制ではありません。一人の時間を大切にしたいときもあれば、誰かと話したいときもあると思うので、その時の気分で選べる、ほどよい距離感が保たれている点も、母には合っていると感じます。

























