決め手はスタッフの方々の人柄と信頼感
この施設を選んで一番良かったのは、スタッフの方々の温かい人柄と、心から信頼できる対応です。実は、入居前にお世話になっていた小多機では、認知症の母のことで悩む私の気持ちをなかなか理解してもらえず、つらい思いをしていました。そんな時に見学した系列の「花物語さがみ東」の管理者さんやスタッフさんが、本当に親身に話を聞いてくださったんです。その真摯な姿勢に触れて、「この方たちがいる系列なら、母を任せられる」と強く感じました。入居後もその印象は変わらず、ケアマネージャーさんは私の話を何時間もかけて聞いてくださり、母のことだけでなく、私の気持ちまで軽くしてくれました。この信頼感こそが、何よりの安心材料です。
「その人らしさ」を大切にしてくれるケア
母が自分らしくいられる環境を整えてくれる点も、この施設の素晴らしいところです。母は昔からお化粧が大好きで、それが生きがいのようなものでした。他の施設では「入居すればメイクもしなくなる」と言われたこともありましたが、こちらでは入居時に「メイク道具は全部持ってきてください。大賛成です!」と歓迎してくださったんです。そのおかげで、母は今でも、毎朝お化粧をすることを楽しんでいます。施設での生活だからと何かを諦めるのではなく、その人が大切にしてきた習慣や生きがいを尊重し、支えてくれる。そんな温かい配慮に、家族として心から感謝しています。
家族の想いを形にしてくれるケアプラン
こちらの施設では、ケアプランの作成方法にも驚かされました。一方的に施設から提案されるのではなく、「ご家族として、どういうケアを望みますか?」と私たちの意見を主体的に求めてくださるんです。そして、ケアプランの計画書に「お母様への希望を、ご自身の字で書いてください」と、直接書き込ませてくれました。このような経験は初めてで、私たちの想いを真摯に受け止め、ケアに反映させようとしてくださる姿勢に胸を打たれました。家族もチームの一員としてケアに参加させてもらえるという実感があり、施設との間に強い信頼関係が生まれています。
薬に頼らない、プロとしての認知症ケア
認知症へのプロフェッショナルな対応にも、日々助けられています。入居当初、母は環境の変化に戸惑い、夜中に大声を出すこともありました。そんな時でも、施設の方は安易に薬で落ち着かせようとはせず、スタッフの皆さんが根気強く母に寄り添い、気持ちが静まるまで対応してくださったそうです。また、母の被害妄想の対象が、以前は私一人だったのが、今ではスタッフの方々に移っています。それをケアマネージャーさんは「今日は〇〇さんが標的でしたよ」と笑いながら報告してくださる。その言葉に、職員さんたちがプロとしてしっかりと受け止め、対応してくださっているのだと分かり、とても安心できます。家族だけでは抱えきれなかった重荷を、専門的な知識と温かい心で支えていただいています。