入居前はどのような状況でしたか?
父が89歳、母が87歳の時に二人で入居しました。
二人とも要介護度は3か4だったと思います。
父は糖尿病の持病があり、右足が不自由で、家の中では何とか伝い歩きをしていましたが、外出時は杖が欠かせない状態でした。
幸い、認知症はありませんでした。
一方、母は認知症の症状があり、物忘れをしたり、私たちのことは分かっても孫の顔は分からなかったりという状態でした。
それでも、杖なしで歩くことはできていました。
入居前は、そんな両親が二人きりで暮らしていました。
事故があったわけではありませんが、食事の支度などで火を使う場面を思うと、だんだんと心配が大きくなっていきました。
「このままでは危ないかもしれない」という気持ちが、いつも心のどこかにありましたね。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
施設探しを本格的に考え始めたのは、入居する1年以上前のことです。
きっかけは、やはり二人きりの生活への不安でした。
特に母の認知症が進むにつれて、食事の支度や火の始末が心配でなりませんでした。
何かあってからでは遅い、そろそろ専門家の方にお願いする時期なのではないかと考えるようになり、具体的な施設探しへと踏み出しました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
二人暮らしの様々なリスクを考えると、施設にお願いすることはごく自然な選択だと考えていました。
また、施設に入っても「老老介護」のような状態になってしまうのは避けたいという気持ちもありましたので、入居を決めるにあたって、大きな罪悪感や葛藤といったものはありませんでした。
両親にとって、これが一番安全で穏やかな暮らしに繋がるだろうと信じていました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学させていただいた際、特に不安に感じる点はありませんでした。お部屋も拝見しましたが、それぞれにトイレがついていましたし、設備面で気になるようなことは何もなかったです。スタッフの方々の対応も丁寧で、安心して両親を任せられそうだと感じました。