家族もチームの一員と考える、スタッフの信頼できる姿勢
この施設を選んで良かった一番の理由は、スタッフの方々の姿勢です。特に印象に残っているのが、「施設に入れたから、これで終わりじゃないですよ。私たちはあくまで皆さんの力になるだけです。顔を出さないようなことだけはしないでくださいね」と、はっきり言われたことです。
その言葉を聞いて、ここは本当に両親のことを考えてくれる、信頼できる場所だなと確信しました。実際に、私も週に一度、姉はもっと頻繁に顔を出していましたが、その度に両親の様子を細かく教えてくれ、家族と施設が一体となって支えているという実感がありました。後になって他の施設の話を聞く機会もありましたが、やはりここの対応はしっかりしていたなと改めて感じます。
大手ならではの安心感と、美味しい食事
この施設は全国に展開している大手の会社が運営していたので、その点でも安心感がありました。特に食事には力を入れているようで、新潟の自社農園でつくったコシヒカリを使うなど、こだわりが感じられました。入居前に私たちも試食させてもらいましたが、とても美味しかったです。
母は入居後に味覚が変わってしまい、「味が薄い」などと不満を言うこともありましたが、それは病気の影響だとわかっていました。それでも「あれが食べたい」と言われれば差し入れもできましたし、日々の食事がしっかりしているという基盤があったからこそ、柔軟に対応できたのだと思います。
日中の看護師常駐と、頼りになる往診医の存在
父は認知症、母は圧迫骨折と、二人とも健康面に不安を抱えていましたから、医療体制が整っていることは重要なポイントでした。この施設では日中、看護師さんが常駐してくださっていたので、日々の健康管理については安心してお任せできました。また、月に一度来てくださる往診のお医者様がとても良い先生で、体調が急変した時などにはすぐに駆けつけてくださいました。専門的な視点で両親の健康を見守っていただけたのは、家族にとって何より心強かったです。
夫婦二人で最期まで一緒に過ごせた環境
父と母、二人一緒に入居できたことも、本当に良かった点です。長年連れ添った夫婦ですから、環境が変わってもそばにいられるというのは、大きな心の支えになったと思います。父が寝たきりになる前は、二人で一緒にレクリエーションに参加することもあったと聞いています。最期の時までお互いの存在を感じながら過ごせたことは、二人にとっても幸せだったのではないでしょうか。夫婦での入居を受け入れてくれる施設は限られていたので、本当にありがたかったです。