入居前はどのような状況でしたか?
父は一人で暮らしており、ヘルパーさんの力を借りながらなんとか生活していました。認知症の症状は少し見られ、短期的な記憶が難しくなってはいましたが、診断としては軽度のものです。
体はとても元気で、丸一日外を歩き回れるほどでした。私は遠方に住んでいたため、日々の様子を直接見ることはできず、少し心配に思っていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
父の一人暮らしに少しずつ不安を感じるようになり、施設探しを始めました。ただ、父自身はグループホームのような場所には抵抗があると言っていましたので、もう少し自由度の高そうなサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)なら良いかもしれない、と考えました。
住んでいる地域が田舎ということもあり、施設の選択肢はそれほど多くありませんでした。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
私自身も父も、施設での生活を経験したことがなく、どんな場所が良いのか具体的なイメージがなかなか湧きませんでした。父の希望を聞いても、少し現実離れした内容だったりして、話がうまく噛み合わないこともありました。
選択肢が限られている中で、最終的には「ここにしよう」と、少し強引に決めてしまった面はあったと思います。父も入居については「自分がいくのか」という感じで、あまりピンと来ていないというか、気が乗らない様子でしたので、これで良かったのかなという気持ちはありました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
施設の見学には、私一人で行きました。父は同行していません。見学した時の印象ですが、共有スペースは少し狭いかなと感じたものの、それ以外の部分はマンションや賃貸住宅のようで、プライベートな空間が保てそうで良いなと思いました。何より、病院が隣接しているという点が、何かあった時にすぐ対応してもらえるのですごく安心できると感じ、できたらここに住んでほしいなと思ったほどです。
案内してくださった担当のスタッフの方はとても良い方で、色々と相談にも乗って頂きました。お食事も施設内調理だと伺っていましたし、美味しいと評判でしたので、「ここでいいかな」と思い、入居を決めました。