入居前はどのような状況でしたか?
父は一人で暮らしており、毎朝、宅配弁当の業者さんが安否確認も兼ねて訪問してくれていました。私たち家族にとっては、それが一つの安心材料になっていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
ある日、父が自宅で転んで腰の骨を折ってしまい、入院することになりました。発見してくれたのは、いつもの宅配弁当の方でした。声をかけても返事がなく、中に入ってみると倒れて動けない状態でうなっていたそうです。「助けて」と声も出せないほどの状態だったと聞き、本当に肝を冷やしました。
入院先の先生やケアマネージャーさんからは、「退院して自宅に戻っても、また転倒する可能性が高い。施設への入居を検討した方が良いのでは」という話がありました。さらに、退院が近づいた頃にアパートの大家さんから「もしまた何かあって、亡くなったりしたら困る」という理由で、退去してほしいと言われてしまいました。住む場所も探さなければならなくなり、これを機に本格的に施設探しを始めることになったんです。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
父はもともと認知症などはありませんでしたが、骨折後は何かにつかまらないと歩けない状態でした。ケアマネージャーさんから、また一人暮らしで転倒するリスクや、発見が遅れる危険性について話してもらうと、父自身も「そうだな」と納得してくれました。
私たちとしても、また同じようなことが起きたらと思うと心配でしたし、大家さんとの一件で、また一から物件を探すのも一苦労だと感じたため、施設検討を開始しました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
施設を見学した際、特に不安に感じることはありませんでした。船橋という場所には馴染みがなかったのですが、行ってみると駅から歩いて5分ほどの便利な場所で、周りは静かな環境でした。
そして、部屋の日当たりがとても良かったのが印象的で、「これはいいな」と感じたのを覚えています。