数ある施設の中からこちらにお願いしようと決めた、最大の理由。それは、
見学の際に説明をしてくださった施設長さんの人柄でした。
とても穏やかで、こちらの話をじっくりと聞いてくださる方で、施設の説明も非常に丁寧でした。私たちが抱える不安や、両親の状況についてもしっかりと耳を傾け、一つひとつ言葉を選びながら、「ここではこういう風に過ごせますよ」「こんなサポートができますよ」と具体的に示してくださったんです。
その誠実な対応に、「この方になら、大切な両親を安心してお任せできる」と、心から感じることができました。介護は、結局のところ「人」対「人」です。どんなに立派な設備が整っていても、そこで働く方々を信頼できなければ意味がありません。見学を終えた時、その施設長さんの顔が、私たちの決断を後押ししてくれた一番の決め手になっていたと思います。
残念ながら、その施設長さんは入居後に交代されてしまったのですが、入居を決めるあの当時に、あの方がいらっしゃったからこそ、私たちは迷いなくここを選ぶことができた。その事実は今でも変わりません。入居後、父が救急車で運ばれるという出来事がありました。もちろん、一報を受けたときは肝を冷やしましたが、その時の施設の対応と連携のスムーズさには、本当に助けられました。
施設からすぐに私の携帯に連絡が入りました。
あいにく仕事中で電話に出られなかったのですが、状況を理解してくださり、その後も適切に病院との連携を取ってくれました。私が仕事の都合でなかなか電話に出られないことが多いということも、日頃から理解してくださっていたので、非常にありがたかったです。
高齢の親を預ける上で、こうした緊急時の医療対応がしっかりしているかどうかは、家族にとって何よりも重要な安心材料になります。日々の暮らしはもちろんですが、「いざという時に、ちゃんと対応してくれる」という信頼感があるからこそ、私たちは日中、自分の仕事に集中することができるのです。この一件を通じて、こちらの施設にお願いして本当に良かったと、改めて感じました。特別なことではありませんが、日々の食事に両親から不満の声が上がらないというのも、地味に、しかし非常に重要なポイントです。
毎日食べるものだからこそ、それが当たり前に提供されている環境は、穏やかな生活の土台になっていると感じます。
また、入居を決める前に複数の施設を見学し、スタッフの方々の様子や全体の環境を比較検討した上で、「ここなら」と納得できたことも、入居後の安心感につながっています。
自分たちの目で見て、比較して、選んだ。そのプロセスがあったからこそ、自信を持って両親を預けることができているのだと思います。
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