スタッフの見守りが隅々まで行き届いている安心感
この施設の一番良いところは、アットホームな雰囲気と、スタッフの方々の見守りが本当に行き届いている点です。
建物自体は新しくて近代的なホテル、という感じではありません。備品なども少し古いかもしれません。でも、それが逆に温かみになっているんです。正直、建物は立派でホテルのように綺麗だったとしても、事務員さんと世間話なども出来ず、どこか冷たい雰囲気が漂うような施設も、中にはあると思うんです。
でも、今の施設は違います。事務所やホールに行くと、いつでもスタッフの方がお仕事をされていたり、他の入居者さんのお世話をされていたりして、その姿が見えるんです。私たち家族が訪れると、いつも気持ちよく挨拶をしてくださいます。常に誰かが見守ってくれている、という安心感が、他の施設とは全く違うんです。
特に素晴らしいと感じているのが、看護師さんとスタッフさんの連携です。月に2回ほど通院が必要なのですが、私たちが迎えに行くと、看護師さんが診察券などと一緒に、最近の本人の様子をまとめたメモを渡してくださるんです。「この頃、朝に少しふらつきがあります」といった内容を書いてくれて、「これを先生に伝えてもらえませんか?」と。
きっと、看護師さんやスタッフの方が、日々の様子を些細なことまでお互いに共有して、体調の変化を見守ってくれているのだと思います。肺炎になっていても気づいてもらえなかった過去の経験があるからこそ、こうしたきめ細やかな対応には、本当に頭が下がる思いです。
施設代表との距離が近く、家族のような関係性を築ける
代表の長谷川さんの存在も、この施設を選んで良かったと心から思える大きな理由の一つです。
他の施設では、代表の方のお顔を拝見することすら稀で、直接お話をする機会なんてほとんどありませんでした。でも、長谷川さんは違うんです。
例えば、お散歩の時間。長谷川さんは、ご自身の時間が空いていれば、本人の手を引いて一緒に散歩に出てくれるんです。私が用事があって行けない時には、病院への付き添いや買い物にまで同行してくださることもあります。
本人も、そんな長谷川さんのことをすっかり信頼しきっていて。まるで、おばあちゃんが孫に甘えるかのように、本当に心を開いています。入居してたった1年で、ここまで深い信頼関係を築けるものかと、私たちも驚いています。
長谷川さんだけでなく、他のスタッフの方々も本当に親身で、何かあってもすぐに相談できる雰囲気があります。こうしたトップの方から現場のスタッフさんまで、全員が温かい心で接してくださるからこそ、本人も安心して、穏やかに過ごせているのだと思います。
過去の自分を取り戻せた、医療と生活の一体的なサポート
何よりも感謝しているのは、本人の心と体の健康をここまで回復させてくださったことです。
入居前、本当に心身ともにボロボロの状態でした。在宅サービスも利用はしていましたが、本人が薬の管理をできなかったり、栄養が偏ってしまったりと、一人暮らしでは限界があったのだと思います。それが、あのような形で精神的に不安定になる引き金になったのでしょう。
それが、施設に入って規則正しい生活を送り、栄養バランスの取れた食事をいただき、そして何よりスタッフの方々の温かい見守りの中で過ごすうちに、本来の自分を取り戻すことができました。
行きつけの病院の先生も、「精神科の薬も、もうそんなに必要ないくらい安定していますよ。普通の内科でも出せるお薬で十分なくらいです」とおっしゃってくださるほどです。
これは、施設の皆さんが本人の持病や体質をきちんと理解した上で、日々の健康管理と生活のサポートを徹底してくださったおかげに他なりません。私たち家族だけでは、到底ここまで回復させることはできなかったと思います。