コロナ禍でも家族との時間を守ってくれた、柔軟な面会対応
この施設に決めた一番の理由は、コロナ禍であっても面会ができたことです。多くの施設が面会を厳しく制限していた時期に、ここでは特別な面会室を用意してくれていました。時間こそ制限はありましたが、顔を合わせて話せる時間は何物にも代えがたく、私たち家族は週に3、4回は通っていました。おかげで姉を孤独にさせることなく、最期まで家族のつながりを感じてもらえたのではないかと思います。
自宅の延長のように過ごせた、個人の意思を尊重する環境
施設での生活は、姉の意思をとても尊重してくれるものでした。例えば食事も、お昼は施設のものにこだわらず、本人が食べたいものを自由に食べていました。個室に冷蔵庫があったので、私たちが好きなものを届けて、それを食べてもらうことができたのです。また、外出も比較的自由で、一緒に買い物に出かけたこともありました。施設だからと窮屈な思いをすることなく、まるで自宅の延長線上のような感覚で過ごせたことは、姉にとっても良かった点だと思います。
持病を持つ姉にとって心強かった、看護師常駐と往診の医療体制
担当医から「看護師がいる施設がいい」と勧められて探した経緯もあり、医療体制は非常に重要なポイントでした。この施設には看護師さんがいてくださり、さらに週に一度、お医者さんが往診に来てくれる体制が整っていました。持病を抱える姉にとって、何かあってもすぐに対応してもらえるという安心感は大きかったと思いますし、私たち家族にとっても心強い限りでした。
最期まで温かく寄り添ってくれた、スタッフの方々の人柄
ここのスタッフの方々は、本当に皆さん親切で良い方ばかりでした。特に心に残っているのは、姉が亡くなった時のことです。その日の夜、当直だった施設長さんが姉のそばにずっと付き添い、寂しくないようにと話しかけ続けてくれたと後から聞きました。家族が駆けつけられない時間帯に、そこまで親身になってくださったことに、どれだけ救われたかわかりません。「最後まで面倒を見てもらえてよかったね」と、今でも家族で話しています。
プライバシーが保たれる、トイレ付きの綺麗な個室
施設が比較的新しく、とても綺麗だったことも魅力でした。姉は「トイレがお部屋に付いているところがいい」と希望していましたが、その条件も満たしていました。ベッドやテレビなどを持ち込み、自分の家のようにしつらえた個室で、プライバシーを保ちながら気兼ねなく過ごすことができたようです。他人と共同生活を送るストレスがなく、自分のペースで生活できたことも、穏やかな日々に繋がっていたのだと思います。