清潔感と明るい雰囲気が一番の決め手
今の施設に決めた一番大きな理由は、施設内がとにかく清潔で、明るい雰囲気だったことです。見学に伺った時、まず驚いたのが、これまで他の施設で少し気になっていた独特の香りが全くしなかったこと。隅々まで清掃が行き届いていて、とても清々しい空間でした。
そして、施設全体がとても明るかったんです。日差しがたっぷりと入る設計になっているのか、日中は電気をつけなくても過ごせそうなほど。そこで生活されている入居者の方々の表情も、どこか穏やかで、のびのびと過ごされているように見えました。「暗い雰囲気」を感じた施設を見た後だったからこそ、その違いは歴然でした。
大切な父がこれから毎日を過ごす場所です。この明るくて清潔な環境なら、きっと心穏やかに、気持ちよく暮らしてくれるだろう。そう確信できたことが、大きな決め手になりました。
父が楽しめる、充実したレクリエーション
施設の雰囲気と合わせて、私たちが重視していたのがレクリエーションの内容です。ただ預かってもらうだけでなく、父自身が「楽しい」と思える時間があるかどうかは、生活の質(QOL)に直結すると考えていました。
見学の際にパンフレットや活動の様子を拝見して、この施設はレクリエーションが非常に充実していると感じました。季節ごとのイベントはもちろん、日々の体操や創作活動など、入居者を飽きさせない工夫がたくさんあるようでした。
実際に入居するまで、父がどう感じるかは未知数な部分ではあります。でも、私たち家族としては「ここならきっと楽しんでくれるはず」と、自信を持って送り出すことができました。直接会えてはいなくても、きっと今日も何か楽しい活動に参加しているんだろうな、と想像できるだけで、私たちの心も軽くなります。
施設長の人柄と、LINEでの細やかな連絡体制
ハード面だけでなく、ソフト面、つまりスタッフの方々の対応も施設選びの重要なポイントでした。見学の際にメインでお話しさせていただいた施設長さんが、とても感じの良い方だったんです。こちらの話を丁寧に聞いてくださり、施設のことを誠実に説明してくださる姿勢に、大きな安心感を覚えました。この方なら、父を安心してお任せできる。そう思えました。
そして、入居後に何よりもありがたいと感じているのが、連絡体制の細やかさです。なんと、施設の方から「ご家族の皆さんで情報を共有できるように」と、LINEのグループ作成をご提案くださったんです。
以前、施設からの電話に気づかなかったことがあり、少し不安な思いをした経験がありました。仕事中などは、どうしてもすぐに対応できないこともあります。でも、LINEグループがあれば、誰か一人がメッセージを確認すれば家族全員で状況を共有できます。施設からの連絡もこまめにいただけますし、こちらから何かお願いしたい時も気軽にメッセージを送ることができる。この「いつでも繋がっている」という感覚が、本当に心強いです。
食にこだわりがあっても安心の美味しい食事
父は少し偏食なところがあるので、毎日の食事が口に合うかどうかは、実は少し心配していた点でした。でも、その心配は杞憂に終わりました。
入居の日に、お昼ご飯を出していただいて、私たちも少し拝見したのですが、彩りも豊かですごく美味しそうだったんです。実際に、入居してからこれまで、施設の方から「食事をなかなか召し上がらなくて…」といった連絡は一度もありません。
何かあればすぐに連絡をくださる施設なので、連絡がないということは、父が問題なく食事を楽しんでいる証拠だと思っています。以前電話で話した時も、食事に関する不満は一切口にしていませんでした。毎日温かくて美味しいご飯をいただけているようで、本当に感謝しています。