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フローレンスさくら若槻
に92歳・女性・要介護1で入居していた方へのインタビュー

取材日:2025/06/17
執筆者:谷口美咲

入居者プロフィール

92歳・ 女性
要介護1
症状なし
歩行器
症状なし
自宅(独居)
アパートの別室に居住、娘が退去する際に退去要請があったこと
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/11 〜 2024/12
見学をした施設:2件

見学した施設

施設名見学/入居
フローレンスさくら本郷見学
フローレンスさくら若槻入居

入居前に抱えていた問題

入居前の状況

母は、私と同じアパートの別の部屋で一人暮らしをしていました。身の回りのことは自分でできていましたし、一人での生活に大きな支障はなかったと思います。

施設探しを始めたきっかけ

ただ、正直に言うと、私は母とあまり仲が良くなくて…。近くにいることで、精神的にかなり追い詰められていました。そういった事情もあり、私だけアパートを引き払うことになったのですが、大家さんから「お母さん一人だけで生活させられないし、娘さんと一緒に退去してほしい。」と言われました。母をどこかへ置いていくわけにもいかないですし、かといって同居は考えられない。八方ふさがりの中、やむを得ず施設を探し始めたのが、ことの始まりです。 施設を探し始めたものの、すぐに見つかるわけではありません。いくつかの施設を見学しました。最初に見学した施設は、二人部屋だったんです。部屋の真ん中をカーテンで仕切ってあるだけのつくりで、正直、「狭いな」と感じました。 「今までずっと一人で気ままに暮らしてきた母が、この環境で生活するのは難しいだろうな」と直感的に思いました。プライバシーもほとんどない空間で、知らない方といきなり共同生活を始めるのは、母にとって大きなストレスになるはずです。私自身も、その光景を見て「ここは違うな」と感じました。 そんな中で出会ったのが、今お世話になっている「フローレンスさくら若槻」さんでした。

見学時の施設に対する不安

フローレンスさくら若槻さんを見学して、まず惹かれたのが「個室」が用意されていたことです。 実際にお部屋を見せていただくと、清潔感があって、広さも十分。これなら母も納得してくれるだろうと感じました。 さらに嬉しかったのが、部屋にクローゼットが備え付けられていたことです。それに加えて、「前の入居者さんが置いていった家具が残っているので、使っていいですよ」と言っていただけたんです。家具を新しく揃える手間や費用を考えると、これは本当にありがたいことでした。細かなことかもしれませんが、こうした配慮が「ここなら安心してお任せできる」という気持ちを後押ししてくれました。 見学時のスタッフさんの説明も丁寧で、特に不安や疑問を感じることはありませんでした。何より、母がこれまで通りの生活スタイルを、ある程度維持できる環境が整っていることが、私にとって一番の決め手になりました。

入居後の変化

入居後の変化

入居後の母の変化には、本当に驚いています。 施設に入る前は、一人で誰と話すでもなく、部屋にこもりがちだった母が、「施設に入ったらとても元気になった」んです。「昨日まで一人で話し相手もいなくいたのが、毎日誰かと話して、歌を歌って、とても元気になったような気がします」と、本人も明るい表情で話してくれるようになりました。 こちらの施設では、毎日歌を歌う時間があるらしく、母も楽しみにしているようです。詳しいレクリエーションの内容までは把握していませんが、私が見学に行った時も、食堂のような広いスペースに皆さんが集まって、和やかにお話をされていました。日中は部屋にこもるのではなく、他の入居者さんと交流する時間も確保されているようです。 一人でいる時間が長かった母にとって、誰かと話し、一緒に何かをするという毎日が、良い刺激になっているんだと思います。人の目がある環境、会話のある日常が、母の心と体をこんなにも元気にしてくれるなんて、想像以上でした。正直、施設に入れることに対して、どこかで「申し訳ない」という気持ちがなかったわけではありません。でも、今の母の姿を見ると、この選択は間違っていなかったんだと、心から思えます。

フローレンスさくら若槻を選んだ理由

プライバシーが守られる「個室」という選択肢

やはり一番は、母のプライベートな空間を確保できたことです。施設を探し始めた当初に見た相部屋の光景が衝撃的で、「これでは母が可哀想だ」と強く感じました。 長年、自分のペースで生活してきた母にとって、いきなり他の方との共同生活を強いるのは酷な話です。その点、この施設は個室という選択肢があったおかげで、入居へのハードルがぐっと下がりました。見学時に部屋の清潔さや、クローゼット、前の入居者の方が残してくださったタンスといった設備面を確認できたことも、安心材料になりました。施設での生活とはいえ、一人の人間としての尊厳や、これまでの暮らし方を尊重してくれる姿勢が感じられたことが、本当に良かったです。

孤独を感じさせない、日中の賑やかな時間

入居後の母の最も大きな変化は、表情が明るくなり、元気になったことです。その理由は、施設での日中の過ごし方にあると感じています。毎日歌を歌ったり、食堂で他の入居者さんとおしゃべりをしたりと、一人で塞ぎ込む時間がないようです。 私自身、見学の際に皆さんが楽しそうに過ごしている様子を拝見し、「ここなら母も寂しくないだろう」と感じました。母が「お菓子を持ってきて」と頼んだのも、結局はスタッフさんや周りの方との交流のためでした。孤独を感じさせない工夫と、自然なコミュニケーションが生まれる環境が、母の心身の健康に繋がっているのだと実感しています。

スタッフの方との安心できるコミュニケーション

最近、コロナの規制が緩和され、面会の方法も変わりました。以前は玄関先で荷物を渡すだけだったのですが、この間からは部屋まで入って、ゆっくりと母と話せるようになったんです。その時に、施設のヘルパーさんが母の様子を教えてくれました。「お母さん、とてもしっかりされていますよ」という何気ない一言でしたが、直接様子を聞けるのは本当に嬉しいことです。スタッフの皆さんが、普段から母のことを気にかけてくれているのが伝わってきて、安心してお任せできると感じています。 転倒時の連絡など、少し気になった点もありましたが、こうした日々のコミュニケーションを通じて、信頼関係を築いていければと思っています。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったこと

入居してしばらく経った頃、母から頻繁に「お菓子を持ってきて」と頼まれるようになりました。 特に「歯が悪くなったから、柔らかいお菓子がいい」と具体的にリクエストされるので、「もしかして、施設の食事が足りていないのかな?」と、少し心配になったんです。 それで、この間面会に行った時に「ご飯、少ないの?」とストレートに聞いてみました。すると、母からは意外な答えが返ってきたんです。「ご飯はいっぱい出るから、食べきれなくて少なくしてもらったくらいよ」と。 じゃあ、なぜあんなにお菓子を欲しがったのか。さらに話を聞いてみると、その理由が分かりました。「来てくれた人(ヘルパーさん)にお菓子をあげているの」と言うのです。自分で食べる分もあるとは思いますが、どうやらお世話になっているスタッフさんや、もしかしたら他の入居者さんにも配っていたようです。 食事が足りないどころか、周りの方とコミュニケーションをとるための一つのツールとして、お菓子を使っていたんですね。それを知って、なんだか微笑ましくなると同時に、母が施設での人間関係を大切にしていることが伝わってきて、とても安心しました。

改善点

全体的にとても満足しているのですが、一つだけ気になったことがあります。 先日、母が施設で転倒したと聞きました。幸い大した怪我ではなかったようで、「足に青あざができたけど、もう治った」と本人はケロッとしていたのですが、その件について、私には施設から直接の連絡がありませんでした。 もしかしたら、兄の方には連絡がいっていたのかもしれないのですが、確認を忘れてしまい、今も分からずじまいです。大したことがなかったから連絡がなかったのか、それとも情報共有のフローがそうなっているのか…。 もちろん、スタッフの皆さんがお忙しいことは重々承知していますし、軽微なことまで全てを報告するのは大変だと思います。ただ、家族としては、何かあった際には一言でも連絡がもらえると、より安心できるなと感じました。
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フローレンスさくら若槻
住宅型有料老人ホーム
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プラン
月額12万円
(入居金10万円〜)
入居金0
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取材して

何度かお電話がすれ違ってしまいましたが、お休みの日にお時間をいただき、ありがとうございました。お電話口の声から、施設探しをされていた頃の切迫したお気持ちと、お母様が入居されてからの安堵感がひしひしと伝わってきました。 「私の精神的にもうダメだった」と率直に語ってくださった言葉が、介護におけるご家族のリアルな負担を物語っていると感じます。施設への入居が、お母様ご本人だけでなく、娘さんご自身の心の平穏を取り戻すためにも、必要不可欠な選択だったことがうかがえました。 入居後にお母様が「とても元気になった」と嬉しそうにお話しされる様子や、「お菓子」のエピソードから、お母様が新しい環境で前向きに過ごされている情景が目に浮かぶようでした。 今回のインタビューを通じて、介護施設の利用が、ご本人とご家族の双方にとって「より良い暮らし」に繋がる素晴らしい選択肢となり得ることを、改めて感じさせられました。
取材日:2025/06/17
執筆者:谷口美咲

入居した施設について

満室
3.4
2025/06/22更新

フローレンスさくら若槻

住宅型有料老人ホーム
長野県長野市若槻団地
信濃吉田駅から 徒歩22分
標準プラン
月額 /12万円
入居金 /10万円
入居金ゼロ
プラン
-
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フローレンスさくら若槻

こちらは 長野県長野市 の地域密着型の施設です。
ご入居予定の方の住民票の住所は 長野県長野市 ですか?

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