一人ひとりに寄り添う、プロ目線の個別ケア
この施設の一番素晴らしい点は、画一的なケアではなく、祖母という一人の人間にきちんと向き合ってくれるところです。
入居後、祖母の目が不自由なことをスタッフの皆さんが常に気にかけてくださっていました。ある時、施設の方から「もっと安全にトイレまで行けるように、こういう風に手すりを付けてみてはどうでしょう?」とご提案をいただいたんです。
ただ「危ないから気をつけてください」で終わらせるのではなく、「こういうふうなポールを伝って、手すりを辿ったら、どうですか」と、祖母の状況に合わせて具体的に考えてくださったことに、本当に感動しました。
それも、こちらからお願いしたわけではなく、施設側から積極的に提案してくださったんです。日々、入居者一人ひとりのことを真剣に見ていなければ、出てこない発想だと思います。「本当にプロの方の、プロの目線で見てくださっているんだな」と、改めて信頼感が深まりました。
いつでも会える安心感と、密な情報共有
家族としては、やはり「いつでも会いに行ける」というのは、とても重要なポイントです。
この施設は、面会に関しても非常に柔軟に対応してくださいます。もちろん、祖母の入浴の時間などと重ならないように配慮は必要ですが、「今から行きたいんですけど、大丈夫ですか?」という急なお願いにも、快く対応してくれるので、本当に助かっています。
駐車場も5台分ほどスペースがあるので、車で面会に行った際に「停められなくて困った」という経験も一度もありません。こういう些細なストレスがないのも、通いやすさに繋がっています。
また、情報共有の面でも全く不安がありません。何か体調に変化があった時などは、すぐに電話で連絡をくださいます。この迅速で丁寧な連携があるからこそ、離れていても祖母がすぐそばにいるような安心感を持てています。
「感じが悪い人が一人もいない」徹底されたスタッフの対応
これは本当に驚くべきことなのですが、入居してから今まで、施設のスタッフさんに対して「少し感じが悪いな」とか「対応が事務的だな」と感じたことが、ただの一度もありません。
どの時間に、どのスタッフさんにお会いしても、皆さん本当に親切で、気持ちの良い対応をしてくださいます。どなたも例外なくです。
「(感じの悪いスタッフさんが)全くないです。全くないのが一番の良い点」だと、自信を持って言えます。
見学の時に感じた「人の良さ」は、入社後の今も全く変わりません。これは、施設全体としてスタッフの教育が隅々まで徹底されている証拠なのだと思います。祖母が日々接する方々が、こんなにも素敵な人たちばかりだという事実が、家族にとって何よりの安心材料になっています。