施設の”空気感”で「ここなら」と即決でした
実は、候補の施設は他にも2つほどあったんです。でも、距離や事前情報を見た時点で「もう、ここしか行かないかも」と思い、実際に見学に行ったのはここだけでした。行ってみると、相談員の方やスタッフの方の感じがとても良くて。何かこう、施設の”空気”ってあるじゃないですか。それが悪くなかったので、「ここなら問題ないね」と、その場でもう決めました。
手続きの日に実感した、一人ひとりへの細やかな気配り
初めて私一人で手続きに行った時、施設の場所がどうしても分からなくなってしまったんです。時間も過ぎてしまい、「どうしよう、どうしよう」って焦っていたら、施設の方から「もしかして、迷われていますか?」とお電話をいただけて。「そこから動かないでください、今から迎えに行きますので」と。施設の方って、入居者さんのお世話で本当に大変だと思うんです。それなのに、時間を割いてわざわざ迎えに来てくれて。この初日の出来事があったからこそ、本当に信頼できると感じましたし、その気遣いが嬉しくて、ありがたかったですね。
「施設っぽくない」住宅街の家庭的な雰囲気
施設は、普通の住宅街の中にある、ごく普通の二階建ての建物なんです。だから目立たなくて、知ってて行かないと、まず分からない(笑)。でも、その「いかにも施設」という感じがないのが、逆に良かったなと思います。普通のお家みたいな雰囲気の中で、家庭的に過ごせたのが、弟にとっても良かったんじゃないかなって。
人のお世話は「人」で決まる。そう実感できる場所
以前に別の施設で、プライバシーがないような、すごく嫌な思いをした経験があったんです。だからこそ、スタッフの方がどういう方たちかっていうのは、すごく見ていました。人のお世話って、デリケートな部分があるからね。お世話する方も大変でしょうし、お世話される側にも気にしてほしいこと、ほしくないこと、色々ありますから。そのバランスが、ここの方たちは本当に上手でした。人をちゃんと見てくれる温かさがあって、最後まで安心してお任せできましたね。