入居前はどのような状況でしたか?
母は施設に入る前まで、父と二人で暮らしており、それまでは全然元気だったんですけど、夏に救急車で運ばれて入院してから、あれ?なんかボケてきたなという。まだらボケみたいな、その時によって少し物忘れがあったり、なんか見えないものが見えるみたいなことを言ってたりして、ちょっと怖いなということがありましたね。体の方も、入院する前までは普通に歩いていたんですけど、入院してからもう車椅子になっちゃって、施設に入った時はもう完全に車椅子という状態でした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
入院をきっかけに母は車椅子生活となり、酸素ボンベも必要になりました。退院後、自宅に戻って父が一人で介護をするのは物理的に無理だろうという話になり、施設を探し始めることになりました。入院後はまずリハビリ施設に1ヶ月ほど入所し、その間に本格的に入居できる施設を探しました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
父一人では見られないという状況だったので、施設にお願いするしかないという気持ちでした。葛藤というよりは、安心して暮らせる場所を探そうという判断だったと思います。もちろん、安く済むならそれに越したことはないですが、安すぎるところは手厚くないかもしれないという懸念もあり、ある程度の費用は仕方ないと考えていました。
リハビリ施設から老人ホームへ移ることを伝えた時、母が「自分のお家には帰れないのかしら」と言って泣いていたことがありました。やはり家に帰りたいんだなとその時は思いましたね。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
いくつかの施設を見学しましたが、どこも手厚い感じがしたので、見学の時点で大きな不安はありませんでした。ただ、この施設が提携しているお医者さんについては、実際どうなんだろうと少しだけ思っていました。