落ち着いた雰囲気と、暮らしに馴染む規模感
この施設を選んだ一番の決め手は、その落ち着いた雰囲気でした。見学した他の施設は、リゾートホテルのように華やかで豪華な印象でしたが、毎日暮らすことを考えると、母には少し気後れしてしまうかもしれないと感じました。その点、ここは派手さはありませんが、品が良く、穏やかな空気が流れていました。
また、規模が大きすぎないため、スタッフの方の目が行き届きやすいだろうという安心感もありました。きらびやかな非日常感よりも、地に足のついた穏やかな暮らしを望む方には、とても合う場所だと思います。
趣味を続け、新しいことにも挑戦できる環境
母はもともと絵や書道が趣味だったので、入居後もそうした活動を続けられる環境があるのは嬉しいポイントでした。施設内で定期的に教室が開かれているようで、今も楽しんで参加しています。さらに驚いたのは、太極拳を始めたことです。自宅で一人で暮らしていたら、きっと新しいことを始める機会はなかったでしょう。入居者同士の交流や施設のプログラムが良い刺激になり、日々の生活に張り合いが生まれているのだと感じています。
買い物の送迎など、外出のサポートが充実
施設があるたまプラーザは坂の多い住宅街なので、高齢の母が一人で駅前まで歩くのは少し大変です。しかし、施設が週に何回か、駅前のスーパーまで車で送迎してくれるサービスがあるので、母は今でも自分で買い物に出かけています。この外出が良い気晴らしになっているようです。これまで住んでいた横浜の下町とは全く違う、洗練された街の雰囲気も気に入っているようで、新しい環境での生活を楽しんでくれていることが何より嬉しいです。
家族が心から安心できるセキュリティと管理体制
一人暮らしをさせていた頃は、防犯面や、万が一室内で転倒でもしたら…という不安が常にありました。施設に入居してからは、そうした心配から解放されたのが本当に大きいです。特に、入居直後から始まったコロナ禍では、施設の存在が非常に心強かったですね。
厳格な面会制限などもありましたが、それだけ徹底して管理してくださっているおかげで、母を感染リスクから守ってもらえているという安心感がありました。毎日スタッフの方が様子を見てくださっていると思うと、離れて暮らす家族としても心穏やかでいられます。