本人が気に入っていた運動器具があったこと
見学した施設はどちらも素晴らしかったのですが、最終的な決め手の一つは、父に合った設備があるかどうかでした。もう一つの施設には素敵なお庭がありましたが、父の性格を考えると、お花を愛でるより体を動かす方が合っているだろうと思いました。この施設には、父が以前デイサービスで気に入って使っていたリハビリ用具の「レッドコード」があったんです。これがあるなら、父も楽しくリハビリに取り組めるだろうと考えました。
皮膚科の先生も感心する、丁寧な身体ケア
先日、施設の方から「足の爪が硬くなって切るのが大変なのと、顔にあるイボを本人が触ってしまうので一度皮膚科を受診してほしい」と言われて病院へ行きました。受診先の先生は父の足を見て、「これは介護施設の人が切れるレベルの爪じゃない。ここまで対応していたのはすごい、やる気のある施設ですね」と驚きながら褒めてくださったんです。家族でもちょっとよう切れないというぐらいの爪だったので、そこまでしてくださっていたのは、よくやってくださってるなという感じましたし、その言葉を施設の方にも伝えたらとても喜んでくださって。預けている家族としても嬉しいですし安心です。いいところに入れたなと改めて思いました。
ささいな要望にも耳を傾けてくれる姿勢
一度、父が「食事が足りない」と言っていた時期がありました。私たちが見る限り十分な量に見えたのですが、そのことを施設の方にお伝えすると、できる範囲で量を増やしてくださるなど、柔軟に対応していただけました。父のその時の体調や気分に合わせて、ささいな要望にもきちんと耳を傾け、できる限りのことをしてくださる姿勢に、いつも感謝しています。家族からの声も真摯に受け止めてくださるので、安心して父を任せられます。
本人の「楽しみ」を大切にしてくれる環境
施設での生活は単調になりがちかと心配していましたが、ここでは父が楽しめるような工夫がたくさんあるからです。例えば、週に一度ほど移動販売車が来て、父は自分のお小遣いで好きなものを買うのを楽しみにしているようです。また、レクリエーションではカラオケがお気に入りのようで、マイクを離さずに歌っていると聞きました。家にいた頃よりも活動的になり、日々の生活に楽しみを見つけてくれていることが、家族として何より嬉しいです。