一人ひとりの心に寄り添う、スタッフの方々の温かい対応
この施設の一番の魅力は、スタッフさんの質の高さです。母は非常に個性が強く、時にかんしゃくを起こしてスタッフさんを困らせてしまうこともあります。しかし、スタッフさんは「慣れっこですから大丈夫ですよ」と笑って対応してくれます。
例えば、母が特定の人に対して怒り出したときは、サッと担当を交代して気分を変えてくれるなど、その場に応じたコツを掴んでくださっています。また、リハビリの先生も母をおだてるのが上手で、歩きたがらない母をやる気にさせて歩行訓練に導いてくれます。
最近ではミャンマーからの若い研修生の方々もいらっしゃいますが、皆さん本当に優しく、言葉がたどたどしくても柔らかな声掛けをしてくれます。所長さんやケアマネジャーさんが交代しても、現場のスタッフさんの「利用者を笑わせよう、元気づけよう」という一生懸命な姿勢が変わらないことに、とても信頼を置いています。
緊急時も安心、手厚い医療連携と専門的なケア
以前、母が急に高熱を出したことがありました。その際、施設の方がすぐに病院へ連れて行ってくださり、入院の手続きが終わるまでずっと付き添ってくれたんです。家族が駆けつける前に全て対応してくださったので、本当に助かりましたし、普段から母の様子を一番よく知っているスタッフさんが付き添ってくれるのは、何より心強かったです。
また、薬を飲むのが苦手な母のために、貼り薬や飲み物に混ぜられるお薬を提案してくれるなど、専門的な視点でケアを調整してくださる点も、在宅では絶対にできなかったこと。日々の健康状態の報告も丁寧で、医療面での不安は全くありません。
「食」と「楽しみ」で、暮らしに彩りを与えてくれる
入居後の嬉しい驚きは、母の食生活の変化です。家では好き嫌いが多く、特にお肉はほとんど口にしなかったのですが、施設ではハンバーグやカツ丼まで完食していると聞き、本当にびっくりしました。それだけ食事が美味しいということなのだと思います。
また、お花見や秋祭り、クリスマス会など、季節を感じられるイベントをたくさん企画してくださり、日々の生活にメリハリが生まれています。歌が好きな母は、歌の会をいつも楽しみにしていて、好きなことに参加できる時間があるのは、本人にとっても良い刺激になっていると感じます。
追い詰められていた家族の心と体を救ってくれた
施設に入る前は、母の癇癪への対応で私自身も兄も心身ともに疲れ果てていました。「ほっとけないけど、ほっときたい」というのが正直な気持ちで、施設にお願いすることに迷いはありませんでした。
入居後は、プロの方々が24時間体制で見ていてくれるという安心感で、私たちの肩の荷がすっと降りました。私自身、足が良くないので、母の身体介助は危険も伴いましたが、施設では専門のスタッフさんが安全に行ってくれます。あのまま在宅で介護を続けていたらどうなっていたか…。この施設に出会えたことで、母だけでなく、私たち家族も救われたと思っています。