施設探しを始めたきっかけ
もともと父は、身の回りのことは自分でできる状態でしたが、ある日、自宅のお風呂場で転倒し、両足を骨折してしまいました。手術を受け、約3ヶ月入院しましたが、糖尿病の持病もあって傷の治りが思わしくなく、筋力もかなり落ちてしまいました。退院の時期が迫る中、自宅での生活は難しいと判断し、急いで介護施設を探し始めました。
病院のソーシャルワーカーさんにも相談したのですが、なかなか見つからず…。私と弟、他の兄弟にも声をかけ、自分たちでインターネットで情報を集めたり、地域の包括支援センターに問い合わせたりと、本当に必死でした。時間だけが過ぎていく焦りの中、ようやく見つけたのが、今回お話しする施設だったのです。
見学時の施設に対する不安
実は、その施設を見学する前にも、別の施設に面談まで進んだのですが、残念ながら受け入れてもらえませんでした。ですから、次に見学したその施設で、対応してくださった方がとても丁寧だった時には、正直ほっとしたのを覚えています。この時、特に不安に感じる点はなく、「ここならお任せできるかもしれない」と期待を抱いたのです。