やすらぎの街アルメリア成城北
に80歳・男性・要介護1で入居していた方の退去理由インタビュー

以前、おじがグループホームに入居していたのですが、食事があまり合わず、お風呂も毎日入れなかったり、お酒も飲めなかったりと、かなり不自由な生活を送っていました。身体にもあざなどがあり、虐待を疑うような状況だったため、叔父も「一緒に暮らすのが嫌だ」と私に助けを求めてきたんです。

前のグループホームでの生活があまりにも辛そうで、一刻も早く退去させてあげたいという一心で施設を探し始めました。

前の施設からアルメリア深大寺南に転居する際は、罪悪感は全くありませんでした。早く出してあげて、もっと自由な生活を送らせてあげたいという気持ちが強かったからです。

見学した際に、施設への出入りが自由だという点に少し不安を感じました。「何かあった時に部屋で倒れていても、見つけてもらうまでに時間がかかってしまうのではないか」と心配でした。そのため、朝晩は必ず安否確認をしてほしいと施設にお願いしました。

アルメリア深大寺南のスタッフさんには本当によくしていただき、おじもとても可愛がってもらっていました。ただ、どうしても食事の問題は解決できず、お弁当では飽きてしまったり、冷めてしまったりで食が進まず、少し痩せてきてしまいました。

はい、不安は完全に解消されました。アルメリア深大寺南ではフロントにスタッフさんが常時いらっしゃって、とてもよく見守ってくださいました。認知症がありましたが、管理が行き届いているので安心してお任せすることができました。

退去の理由は、施設のスタッフさんから「食事がちゃんと摂れていないので、栄養管理をしてもらえる施設に移った方がいいのではないか」と心配してくださったためです。アルメリア深大寺南は外部からのお弁当だったため、おじの好物である刺身などが食べられず、どうしても食事がマンネリ化してしまいました。このままではいけないと思い、施設内調理で温かい食事が食べられる別の施設への転居を決めました。

アルメリア深大寺南のスタッフさんは毎日交代でいろいろな方が担当してくださるのですが、どの方もおじの状況をよく把握していて、些細なことでもこまめに連絡をくれたので安心できました。ボス的な存在のスタッフさんをはじめ、皆さんが優しく寄り添ってくれる対応をしてくださったので、おじも私も心から安心して過ごすことができました。

建物はゆったりと建てられていて、窓から竹林が見えるなど、景色がとても良い環境でした。マンションのような閉塞感がなく、開放感のある空間でおじが穏やかに過ごせたことも、この施設を選んで良かったと思う理由の一つです。

食事の問題が一番の課題でした。お弁当ではなく、施設内で調理した温かい食事が提供されていれば、退去する必要はなかったと思っています。

今回お話を伺った方は、叔父様への深い愛情と責任感をお持ちで、叔父様の幸せを第一に考えていらっしゃる姿が非常に印象的でした。お話からは、施設のサービスだけでなく、スタッフの方々との温かい関係性がいかに重要であるかを改めて実感させられました。食事の問題で退去を決断されたものの、「できればずっとアルメリアにいたかった」と話されていたのが心に残っています。