介護付き高齢者住宅ウィステリア
に100歳・女性・要支援1で入居していた方の退去理由インタビュー

母は100歳と高齢で、当時は古い一戸建ての家で暮らしていました。家の中は訪問入浴サービスを利用しようにも、お風呂を置くスペースがない状態だったんです。母自身もお風呂に入るのをとても嫌がっていて…。排泄はなんとか自分で頑張っていましたが、やはり100歳の体ですから、ベッドから起き上がってトイレまで歩くだけでも一苦労という様子でした。私自身、できることなら家で見てあげたいという気持ちは山々だったのですが、ベッドを置く場所も確保できず、物理的に難しい状況でしたね。

一番のきっかけは、やはりお風呂の問題です。母が強く拒否すること、そして自宅に訪問入浴のスペースがなかったことから、専門の施設にお願いするしかないと考え始めました。私が自分の家を長期間空けて、母の家に住み込んで介護をするというのも、こちらの生活もありましたので、なかなか現実的ではありませんでした。

母はきっと「こんなところに入れられて」と最初は思ったかもしれません。ずっと住み慣れた家が一番良いに決まっていますから。本当は最後まで家で過ごさせてあげたかったのですが、それが叶わなかったことに対しては、「かわいそうなことをしたな」という申し訳ない気持ちがありました。でも、私一人ではどうすることもできない状況だったんです。

施設に入居してからの母は、本当に穏やかに、そして楽しく過ごしていたようです。最初は「こんなところに」と思っていたかもしれませんが、スタッフの皆さんが本当に親切で、母もすぐに馴染んでヘルパーさんたちと仲良くなりました。 自宅ではあれほど嫌がっていたお風呂も、施設では週に2回入り綺麗にしていただいていました。おかげで顔色もとても良くなり、私たち家族も安心しました。髪の毛もいつも綺麗に、シュシュなどを使って可愛らしく結ってもらっていて、外国からいらしたヘルパーさんも含め、皆さん本当に良くしてくださいました。 日中は、お部屋にこもっているというよりは、皆さんが集まる食堂にでかけて、他の入居者の方々とお話をするのを楽しんでいたようです。母は100歳で入居したので、施設の中では一番年上だったのですが、それがかえって良かったのか、周りの皆さんが気さくに話しかけてくださったみたいです。 私たち家族としても、「最初は少し可哀想かな」という気持ちもありましたが、入居してからの母の様子を見ていると、本当にこの施設にお願いして良かったと心から思えました。「1年間、本当にありがとうございました」と、施設の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

母は施設で1年間お世話になり、その後亡くなりました。最期は病院で迎えましたが、それまでの間、施設では本当に親切にしていただき、母も楽しく過ごせたようです。入院する直前まで、施設の皆さんと仲良くしていたと聞いています。施設の方々のおかげで、穏やかな時間を過ごすことができたのだと思っています。

施設のヘルパーさんは、本当に皆さん親切で良い方ばかりでした。母もすぐに懐いて、楽しく過ごしていたようです。日本の方だけでなく、外国からいらしているヘルパーさんもいらっしゃいましたが、どなたも丁寧に接してくださり、母の髪をシュシュを使って可愛らしく結ってくださる方もいて、細やかな心遣いが嬉しかったです。看護師さんも皆さんとても良い方たちで、スタッフの方々の質の高さは、この施設を選んで本当に良かったと思える点の一つです。あまりにも良くしていただいたので、施設を探している方がいたら、「母が入っていたところに一度行ってみたら？」とぜひ勧めてあげたいくらいです。

私が都市部に住んでおり、電車で面会に通うため、施設へのアクセスの良さは譲れないポイントでした。こちらの施設は、最寄り駅から徒歩5分とかからない抜群のロケーション。「駅から近いのが売り」という施設長さんのお言葉通り、施設へ届ける荷物を持っての移動も本当に楽でした。駅の周りには郵便局など生活に必要な施設も揃っており、非常に便利な環境で、この素晴らしい立地には心から満足しています。

自宅にいた頃は、母はお風呂に入るのを本当に嫌がっていました。高齢になると入浴は体力を使うため、おっくうに感じていたのかもしれません。それが、施設ではヘルパーさんが上手に誘導してくださったおかげで、週に2回、きちんとお風呂に入れていただくことができました。最初は少し嫌がっていたようですが、徐々に慣れて、綺麗にしてもらえることを受け入れてくれたようです。おかげでいつも清潔に過ごせましたし、顔色も良くなり、本当に感謝しています。

母は施設に入ってからも、自分のお部屋に閉じこもっているのではなく、日中は皆さんが集まる食堂に足を運んでいました。朝ごはんやお昼ごはん、そしてお茶の時間など、食事や休憩のひとときも他の入居者の方々とご一緒し、食後にはお話に花を咲かせていたようです。施設の中では一番年上だったのですが、それが逆に良かったのか、周りの入居者さんが気さくに話しかけてくださり、楽しく交流できていたと聞いています。一人で寂しい思いをすることなく、皆さんと和気あいあいと過ごせたのは、本当に良い環境だったからだと思います。

こちらの施設では、感染症の状況に細心の注意を払いながらも、家族が面会しやすいように配慮してくださっていると感じました。面会時間は朝9時半から夕方4時半頃までと比較的幅があり、事前に電話で「今日行きます」と連絡するだけで対応していただけたので、こちらの都合に合わせて時間を作って会いに行き、必要なものを届けたり、直接顔を見て話したりすることができました。基本的には「何もなければいつでもどうぞ」と言っていただけたので本当にありがたかったです。こうした柔軟な対応は、私たち家族にとって大きな安心材料の一つでした。

特にないですね。近所の人に勧めてあげたいくらいです。

今回お話を伺ったご息女様は、お電話口からもお母様を深く想うお気持ちと、入居された施設への心からの感謝がひしひしと伝わってくる、温かい方でした。高齢のお母様が施設で穏やかに、そして楽しく過ごされたご様子を伺い、介護施設の持つ役割の大きさを改めて感じました。様々なご事情で施設入居を決断された経緯、そしてその結果として「本当に良かった」と何度もおっしゃっていたのが印象的です。施設探しをされている方にお勧めしたいというお言葉通り、この体験談が、施設探しをされている方々にとって、一つの安心材料となれば幸いです。