入居前はどのような状況でしたか?
母が認知症で別の施設に入ってから、父は茨城で1年ほど一人暮らしになりました。それまでは二人で暮らしていましたが、訪問介護サービスとデイサービスを利用しながら、なんとか一人で生活していました。
もともと父はわがままな性格なところがあり、血圧の薬をもらってもあまり飲まなかったりしましたが、98歳になるまで大きな病気もせず、薬もほとんど飲んでいないような状態でした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
実は、母が施設に入ってから、担当のケアマネージャーさんにはずっと「施設入居を考えてください」と言われていました。
というのも、父はここ5年で足を怪我して2回入院しており、足元がおぼつかなくなっていました。それなのに、デイサービスでお風呂に入れる日でも、家で毎日入ってしまうんです。
お風呂場で滑ったりする危険があるので、ケアマネさんも「夜、一人でいる時に何かあったら困る」と心配されていました。
私は離れて住んでおり、父の家は交通の便がすごく悪いところだったので、何かあってもすぐに駆けつけられないという不安が常にありました。
そんな中、肺炎で入院することになったのが、最終的なきっかけです。1ヶ月半くらい入院したのですが、さすがに父も、熱が出たりした時に一人でいて不安だったようでした。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
一番は、父本人が施設に入ることをずっと嫌がっていたことです。「一人で大丈夫だ」「束縛されるのは嫌だ」と、肺炎になる前まではずっと抵抗していました。
また、父が入院していた病院からは退院を急かされており、とにかく急いで行き先を探さなければいけないという焦りもありました。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
合計で4ヶ所の施設を見学しました。
ソワン阿久和さんは、料金的なことや、私の家から面会に行きやすい距離だったこと、そして食事についても「おやつは出ないけれど、差し入れは自由」という点が魅力的でした。
ただ、見学に行った時、施設長さんがとても忙しそうで、明らかに人手が足りていないように見えたんです。最初に見学を希望したのですが、予定がなかなか決まらず、決まっても延期になったりして、結局後回しになってしまいました。