トラブルへの的確な対応と、諦めない姿勢
以前の施設でトラブルがあり退去になった、という経緯をしっかり理解してくださった上で、入居当初に再びトラブルになりかけた時も、母を突き放さずに、うまく対応して落ち着かせてくれました。他の利用者さんとの間に入って調整してくださったのだと思います。簡単ではなかったはずですが、一人ひとりと向き合おうとしてくれる姿勢に救われました。
「薬に頼りきらない」手厚い医療連携
何より感謝しているのが、医療との連携です。特に服薬の調整は、この施設でなければ実現しなかったかもしれません。副作用が強く出ていた母の状態を家族の意向を確認した上で、医師と連携して薬を減らす方向で動いてくれた。この「家族への相談」というワンクッションが、私たちにとっては大きな信頼に繋がりました。施設主導で何でも進めるのではなく、常に情報を共有し、一緒に考えてくれるんです。
精神科の病院へ連れて行っていただく際も、「もしかしたら、ご家族の付き添いが必要になるかもしれません」と事前に言われていたのですが、結局は施設の方々だけで対応してくれました。時間の調整も考えていたので、本当に助かりましたね。月に1回は担当のお医者さんが往診に来てくださるそうで、普段から健康状態をしっかり見ていただけているという安心感もあります。
「何かあった時」の誠実な連絡体制
普段、母が落ち着いて過ごせている時は、施設から頻繁に連絡が来ることはありません。それが逆に、穏やかに暮らせている証拠なのだと安心できています。
連絡があるのは、決まって「何か対応が必要な時」です。薬の調整や通院の時もそうでしたが、施設側で何か判断・対応をする前には、必ず「こういう対応をさせていただいてもよろしいでしょうか?」と、私に確認の電話をくださいます。ささいなことでも勝手に進められることがないので、すべてを納得した上でお任せできています。面会も、日中であれば比較的自由にさせてもらえますし、そうして会いに行った時にスタッフさんから近況を聞けるのも嬉しいですね。本当に柔軟に対応していただいていると感じます。