各フロアでの食事提供と、施設内調理の温かいごはん
食事の提供方法は、施設を選ぶ上でかなり重視したポイントの一つです。大きな食堂に全員が集まって一斉に食事をするスタイルだと、エレベーターが混雑してしまったり、移動が大変だったりすることがあるのではないかと懸念していました。
その点、こちらの施設は各フロアに専用の食事スペースがあり、フロアごとに食事ができるんです。これは本当に良い点だと思っています。移動の負担が少なく、落ち着いて食事ができますし、スタッフの方の目も行き届きやすいと感じます。
また、食事の内容も、給食センターから運ばれてくるだけのものではなく、施設内で材料を仕入れて調理してくださっていると伺いました。実際に、温かいものは温かく提供されているようで、その点も満足しています。
安心の介護体制と、個室に備えられたトイレ
見学の際には、介護スタッフの方が入居者に対してどのくらいの割合で配置されているのかをしっかりと確認しました。やはり、手厚いケアを受けるためには、十分なスタッフ数が必要だと考えたからです。現在の施設はその点でも安心できる体制だと感じています。
また、お部屋の設備も重要でした。見学した施設の中には共同トイレのところもありましたが、やはり義父のことを考えると、部屋の中に専用のトイレがある方が良いだろうと。現在の施設は各部屋にトイレが備え付けられているので、その点も決め手の一つになりました。
本人の性格に合わせたスタッフの細やかな声かけと活動への誘い
義父はもともとあまり社交的なタイプではないので、施設に入ってからも部屋にこもりがちになるのではないかと少し心配していました。しかし、こちらの施設のスタッフの方々は、本当にこまめに声をかけてくださり、『お庭で一緒にお食事しませんか』『今日は買い物に出かけませんか』など、散歩やレクリエーション、時にはお庭での食事や近所への買い物といった様々な活動に誘ってくださいます。決して無理強いするのではなく、あくまでも義父のペースやその時々の気持ちを尊重しながら、細やかに配慮してくださっているのが伝わってきます。おかげで、部屋にこもりきりになることなく、穏やかに過ごせているようです。
定期的な報告と柔軟な面会対応がもたらす家族の安心
離れて暮らす私たち家族にとって、義父の日々の様子を知ることができるのは何よりの安心材料です。こちらの施設では、毎月定期的に義父の健康状態や施設での活動の様子について詳細な報告書を送ってくださるので、具体的に状況を把握でき、とても助かっています。
また、月に2回ほど面会にも行っています。以前はコロナの影響で面会規制が厳しくなった時期もありましたが、最近は予約制で面会できるようになり、だいぶ落ち着いてきました。もちろん、以前のように時間があえばいつでも気軽に立ち寄れて、フラッと顔を出せていた頃の自由さが戻ればさらに嬉しいですが、現在の状況下でも安全を確保しながら面会できる機会を設けてくださっていることに感謝しています。