リアンレーヴ伊勢原
に86歳・男性・要介護3で入居していた方の退去理由インタビュー

私と父はもともと同居していましたが、仕事の日は父をショートステイに預けていました。 最初は特別養護老人ホームのショートステイを利用していましたが、毎週確実に利用できるわけではなかったので、途中から小規模多機能型居宅介護施設に変更し、利用日数を1日増やしたりなど、工夫して利用していました。

仕事の日に父を安心して預けられる場所を探し始めたのがきっかけです。私自身が同居して介護をしていたため、日中の仕事と介護の両立が難しくなり、特に夜間や仕事の泊まりがある日に父を安心して預けられる場所の必要性を強く感じるようになりました。

父は認知症を患っていたため、施設に適応しているかどうかの明確な意思表示はなかったのですが、私から見ると、宿泊先が変わったというくらいの感覚で、特に戸惑うことなく順応してくれたように感じています。施設に対して不満を感じている様子も特になかったので、その点は安心しました。

父が4月に亡くなったため、施設を退去することになりました。1月に入居し、4月に亡くなったので、実際の入居期間は約3ヶ月と非常に短いものでした。その期間のうち、約1ヶ月はコロナウイルス感染症の発生により面会ができない状況でした。そのため、実際に施設で面会できた日数も限られており、父が施設で過ごした時間も想像していたよりもずっと少なかったのが正直なところです。

入居中の父の様子を非常にきめ細かく、かつ迅速に連絡してくださいました。特に印象的だったのは、父の体調に変化があった際のことです。最後、父が急変した時も、すぐに連絡をくださり、病院への搬送が必要になった際もスムーズに対応していただき、非常に心強かったです。 直接施設に足を運べない時間も多いため、こうした密な情報共有は、父を安心して任せられる上で不可欠な要素でした。些細なことでも連絡をいただけたことで、父が施設でどのように過ごしているのかを常に把握でき、漠然とした不安を感じることがありませんでした。

新東名の高架下にできたばかりのきれいな建物でした。共有スペースや食堂なども新しく、清潔感があったため、気持ちよく利用できる環境だと感じました。新しい施設ならではの明るく開放的な雰囲気も、父が穏やかに過ごせる要因の一つだったと思います。

施設での食事が口に合うかどうかは気になっていました。しかし、父自身が特に不満を口にすることはなく、出された食事を問題なく食べている様子でした。 施設での食事が父の口に合ったことは、私にとって安心できる点でした。食事の時間が充実していることは、身体的な健康はもちろんのこと、精神的な安定にも繋がり、認知症の進行を緩やかにする上でも非常に重要だと思います。

短期間の入居だったため、特に改善してほしいと感じる点はありませんでした。

今回は、お父様がご逝去された直後にも関わらず、快くインタビューに応じてくださり、誠にありがとうございました。短い期間ではあったものの、お父様が穏やかに過ごされたご様子や、急な状況変化にも施設がしっかりと対応されていたことが伝わってきました。ご自宅からの近さや施設の清潔感など、具体的な良かった点をお話しいただけたことで、読者の方々にもリアリティを持って伝わる内容になったかと思います。この度はお忙しい中、お話しを聞かせて頂き、誠にありがとうございました。