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花物語あつぎ
に85歳・女性・要介護3で入居していた方の退去理由インタビュー

取材日:2025/11/30
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

85歳・ 女性
要介護3
物忘れ
自立
脳梗塞・脳卒中・脳出血・くも膜下出血
病院に入院していた
脳梗塞を発症し、療養型病院への転院が必要になったこと
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2021/02 〜 2021/03
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入居前に抱えていた問題

入居前はどのような状況でしたか?

母は85歳で、一人で暮らしていました。もともと食事の支度や買い物も自分で行っていたのですが、脳梗塞を患ってから、それまでのようにはいかなくなってしまって。退院後、1ヶ月ほど自宅で様子を見ていたのですが、日常生活を送ることが難しくなっているのは明らかでした。

施設探しを始めたきっかけは何ですか?

私たち家族としても、このまま一人にしておくのは不安ですし、かといって自分たちで常に面倒を見てあげられるかというと、それも難しい。まさに「どうしようもない」という状況で、施設への入居を考え始めました。

入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?

施設に預けることへの罪悪感というよりは、むしろ「預けなければこの先どうにもならない」という切実な思いが強かったです。

見学時、施設に対する不安はありましたか?

ケアマネジャーさんと相談しながら、自宅のある厚木市内のグループホームを探し始めました。グループホームは地域密着型なので、住民票がある自治体の施設しか入れません。市内に10軒ほどある施設をリストアップし、外観を見に行ったり、数軒は実際に見学させていただいたりしました。 しかし、一番の壁は「空きがない」ことでした。ほとんどの施設が待機状態で、すぐに入れるところが見つからなかったのです。そんな中、ちょうど花物語あつぎさんに空きが出たという連絡があり、入居を決めました。まさに、タイミングが巡ってきたという感じでした。

入居後の変化

入居後、どのような変化がありましたか?

入居にあたって一番心配だったのは、母本人が施設に入ることを全く納得していなかったことです。どうやって連れて行けばいいのか、家族だけでは途方に暮れていたのですが、施設の方が「お家のリフォームをするから、少しの間だけここにいましょう」という言い方を提案してくださったんです。そのおかげで、なんとか母を施設へ連れて行くことができました。あの時のアドバイスには本当に救われましたね。 入居して最初の1ヶ月ほどは、やはり環境の変化に戸惑い、他の入居者さんとのコミュニケーションが難しかったようです。食事も皆さんと一緒のテーブルでは落ち着かない様子だったと聞きました。ですが、施設の方は無理強いすることなく、母だけ別の場所で食事ができるように配慮してくださいました。一人ひとりの状況をしっかり見て、柔軟に対応してくださる姿勢に、安心感を覚えました。 ただ、私たちが入居を決めたのは、まさにコロナ禍の真っ只中で、入居してから1年近くは面会が一切できませんでした。それが落ち着いてからも、月に1度、面談室で会うのがやっとという状況でした。その間に母の認知症は少しずつ進行し、最終的には要介護5になり、言葉でのコミュニケーションも難しい状態になってしまいました。施設に入ったから進行が早まったのか、家にいても同じだったのか…こればかりは今でも分かりません。 ですが、病状が変化していく中でも、施設の方は本当によく対応してくださいました。特に印象に残っているのは、母が体調を崩して病院に連れて行くときのことです。施設長さんが忙しい中、診察に付き添ってくださり、普段の母の様子を的確に先生へ伝えてくれたのです。面会もままならない私たち家族にとっては、日々の様子を一番よく知る方がそばにいてくれることが、何より心強かったです。
空室や料金、入居条件を確認したい方は

退去した理由

最終的に施設を退去することになったのは、入居から2年ほど経った頃、母が施設で脳梗塞で倒れたことがきっかけです。幸い命に別状はありませんでしたが、その後は常時医療的なケアが必要な状態となり、グループホームでの生活を続けることは難しくなりました。そのため、療養型の病院へ移ることになり、退去という形になりました。

花物語あつぎを選んだ理由

入居を拒む母への、心遣いあふれるサポート

入居を決め、いざ母を施設へ、という段階が私たち家族にとって最大の難関でした。本人が全く納得していなかったからです。どうしたものかと悩んでいた私たちに、施設の方が「家のリフォームが終わるまで、一時的にここにいましょう」という、母が受け入れやすい伝え方をアドバイスしてくださいました。この一言がなければ、スムーズな入居は難しかったと思います。家族の行き詰まった気持ちを汲み取り、具体的な解決策を示してくれたことに、本当に救われました。

環境に馴染めない時期の、柔軟な個別対応

新しい環境に慣れるまで、母は他の入居者さんたちと打ち解けるのが難しかったようです。特に食事の時間は、大勢の中では落ち着けなかったと聞きました。施設の方はその様子を察して、無理に同じテーブルで食事をさせようとはせず、母が落ち着けるようにと別の場所を用意してくださいました。集団生活ではありますが、一人ひとりのペースや心情を尊重してくれる、その細やかな配慮がとてもありがたかったです。

豊富な経験に裏打ちされた、確かな対応力

花物語さんは大きな会社が運営しているだけあって、様々なケースへの対応経験が豊富だと感じました。母の病状が進行していく中で、次に出てくる課題に対しても慌てることなく、的確に対応してくださいました。例えば、医師と連携して薬の調整を提案していただくなど、家族だけでは判断が難しいことについても、専門的な視点からアドバイスをいただけたので心強かったです。その運用面の安定性と信頼感は、大きな安心材料でした。

家族の不安を解消する、手厚い医療連携

コロナ禍でなかなか面会に行けず、母の普段の様子が分からないことが一番の不安でした。そんな中、母の体調が悪化し病院を受診することになった際、施設長さんが診察に同行してくださったのです。そして、普段の生活での様子や変化などを、私たちの代わりに詳しく医師に説明してくださいました。家族ですら把握しきれていない日々の細かな情報を伝えていただけたおかげで、適切な診断につながったと思います。預けっぱなしにせず、家族と同じ目線で向き合ってくださる姿勢に、深く感謝しています。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったことはありましたか?

正直なところ、初めての介護施設の利用でしたので、入居後の生活がどうなるのか、全く想像がついていませんでした。ですから、何かを期待していたというよりは、起こること一つひとつに対応していくしかない、という気持ちでした。 振り返ってみて、想定外だったことと言えば、病院の受診にまで施設長さんが付き添ってくださるような、手厚いサポートをいただけたことです。ただ預かっていただくだけでなく、家族と同じように母のことを考え、動いてくださった。そのことには、良い意味で驚かされましたし、感謝しかありません。

施設への改善点はありますか?

施設に対して、何か改善してほしいと強く感じたことは正直ありません。むしろ感謝の気持ちの方が大きいです。ただ、これはこの施設に限ったことではないかもしれませんが、大きな会社が運営されているので、どこか一律的な対応だと感じる面はあったかもしれません。もちろん、それがマニュアルの徹底や安定した運営につながっているという良い面もあるのだと理解しています。ですが、それ以上に、入居当初の個別対応や病院への付き添いなど、一人ひとりに寄り添っていただいた場面の方が心に残っています。なので、総じて不満はなく、本当に良くしていただいたと思っています。
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花物語あつぎ
グループホーム
標準
プラン
月額14.0万円
(入居金21万円〜)
入居金0
プラン
-
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取材して

息子様は、施設での思い出を一つひとつ丁寧に語ってくださいました。お話の端々から、施設スタッフの皆様への深い感謝の気持ちが伝わってきました。 特に、入居を拒否されていたお母様をどう施設にお連れするか、というご家族の悩みに施設側が親身に寄り添い、具体的なアドバイスをされたエピソードが印象的です。介護施設の利用は、入居者ご本人だけでなく、支えるご家族にとっても大きな決断です。その困難な歩みに寄り添い続け、専門的な知見で支えてくれる施設の存在が、いかに心強いものであるかを改めて感じさせられるお話でした。
取材日:2025/11/30
執筆者:岸川京子

入居した施設について

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花物語あつぎ

株式会社日本アメニティライフ協会グループホーム
花物語あつぎ

こちらは 神奈川県厚木市 の地域密着型の施設です。
ご入居予定の方の住民票の住所は 神奈川県厚木市 ですか?

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こちらは 神奈川県厚木市 の地域密着型の施設です。
ご入居予定の方の住民票の住所は 神奈川県厚木市 ですか?

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そのため、気になるリストに追加できませんでした。そのため、お問い合わせできませんでした。

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厚木市下依知に位置する「花物語あつぎ」は、要支援2以上の認定を受けた認知症の方がご入居可能な、グループホームです。当ホームでは、ご入居者様がユニットと呼ばれる少人数のグループを組み、その中で掃除や洗濯などの家事を分担しながら生活しています。役割を決める際は、お一人おひとりの得意なことや身体状況を考慮し、無理のない範囲で役割を担っていただきます。ご入居者様同士で協力したり、ご自身の力のみで作業を完遂することで得られる充足感・満足感は、認知症の進行緩和に役立つといわれています。おひとりで難しいことはスタッフがサポートいたしますので、安心してお過ごしください。

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