入居前はどのような状況でしたか?
母は入居前、一人暮らしをしていました。しかし、料理ができず、入浴も自分一人では難しい状況でした。また、一人で暮らしているときに一度転倒し、誰も助けてくれる人がいないまま2日ほど過ごしたという怖い経験もしており、本人も「もう一人暮らしは無理だ」というのをどこかで理解しているようでした。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
圧迫骨折で入院したことがきっかけです。入院中に、このままでは自宅での一人暮らしはもう無理だと確信し、施設を探し始めました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
母はもう一人では無理な状態でしたし、料理や入浴など日常生活の管理もできなくなっていたため、家族として入居の決断に大きな葛藤や罪悪感は特にありませんでした。本人も「一人暮らしは無理だ」というのを理解していたため、仕方がないと受け入れていたようです。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
施設を探すにあたっては、神戸市内を中心に、駅から歩いて行ける範囲の施設を合計6箇所ほど見学しました。
その中で、他の施設については、部屋が暗く、日当たりが良くないと感じた施設がいくつかありました。また、窓を開けたらすぐに崖が見えるような立地で、暗い雰囲気の施設もありました。サービス面では、日用品を全て入居者自身が購入するシステムで、認知症のある母が自分で判断して買い物をするのは難しいと感じたところもありました。
また、希望の施設は空室がなく、すぐに入居できないことが何度もありました。比較的元気な高齢者向けの施設もあり、当時の母の身体状態には合わないと感じたところもあります。