費用面の不安に寄り添い、誠実に対応してくれる信頼感
施設選びで最も重要視したことの一つが、生活保護制度の範囲内でお願いできるか、という点でした。こちらの施設はその条件に合致していたことが、最初の大きな決め手です。入居に関わる費用は、家族にとって決して小さな問題ではありません。その点で、まず私たちの大きな不安を取り除いてくれました。
さらに、入居後もその誠実な姿勢は変わりません。例えば、病院への付き添いなどで追加の費用が発生する可能性がある場合は、必ず事前にその旨を連絡してくださいます。当たり前のことかもしれませんが、この「当たり前」を毎回きちんと、丁寧に行ってくれることに、私たちは大きな信頼を寄せています。お金のことがクリアだからこそ、他のすべてを心から安心してお任せできるのだと感じます。
家族の負担を軽くする、日用品サポートの細やかな配慮
私たちは施設から少し離れた場所に住んでいるため、頻繁に日用品を届けに行くことが難しい、という事情がありました。その点においても、施設のサポートには本当に助けられています。
例えば、洗剤などの生活必需品が切れそうになると、施設の方から早めに「そろそろご準備お願いします」と連絡をいただけるので、いつも余裕を持って対応できます。また、一番消費の激しいおむつに関しても、こちらから送ることもできますが、施設側で用意していただくことも可能です。その際は、市の補助金なども対応してくださるので、家族としてはほとんど手間がかかりません。
以前、他の入居者さんのご家族がAmazonなどの通販サイトでまとめて必要な物を送っていると聞き、「そういう方法でも大丈夫ですよ」と教えていただきました。それ以来、私たちもその方法を利用させてもらっています。遠方の家族の負担を少しでも軽くしよう、という施設の細やかな配慮が、本当にありがたいです。
安心感の源泉。期待を超える「人」の温かさ
入居の決め手の一つが、見学時の職員の方の丁寧な対応でしたが、その印象は今も全く変わりません。特に、現在の担当職員の方は「すごい良い方」で、私たち家族は信頼を寄せています。
定期的に祖母の様子を報告してくださるのですが、いつも祖母のことを親身に考えてくださっているのが伝わってきます。私たちは頻繁に面会に行けない分、こうした担当の方からの連絡が、何よりの安心材料になっています。
「担当の方が変わったらどうなるだろう」と、ふと思ってしまうくらい、今の担当の方の存在は私たちにとって大きいものです。もちろん、施設全体の運営方針が素晴らしいのだと思いますが、最終的に私たちの心を温め、安心させてくれるのは、日々祖母に接してくださる「人」の力なのだと、改めて感じています。