母が一番に望んだ「自分のペースで過ごせる環境」
以前の施設での経験から、母は「一人で静かに過ごす時間」と「他の人と交流する時間」を自分で選びたい、という気持ちが強かったようです。この施設では、自分の居室でゆっくり過ごすことも、共有スペースに出て他の入居者の方とおしゃべりしたり、レクリエーションに参加したりすることも、本人の意思で自由に選択できます。毎日何かに強制的に参加する必要がない、この「自由度の高さ」が、母にとっては一番の決め手だったと思いますし、実際に穏やかに過ごせている理由だと感じています。
週2回の往診とリハビリ効果のあったマッサージ
高齢になると、やはり医療面のサポートは気になります。
以前の施設で食事が摂れなくなったときは、原因も分からず本当に心配でした。今の施設に移って、日々の健康管理や体調の変化に細やかに気を配ってくださっているのを感じます。
この施設では、月に2回の診療や、歯科検診、定期的な健康チェックや薬の処方、口腔ケアなども安心してお任せできます。また、母が歩けなくなってしまった際、希望制のマッサージを週2回お願いしたのですが、マッサージの先生が熱心に対応してくださったおかげで、少しずつですが歩けるまでに回復しました。プロにお任せして良かった点だと感じていますし、施設内で専門的なケアを受けられるのは、家族としても本当に心強いです。
写真付き報告と通いやすい立地が家族の安心
私は毎週面会に行けていますが、遠方に住んでいたり、忙しくてなかなか来られないご家族もいらっしゃると思います。この施設では、毎月送られてくる請求書と一緒に施設での母の様子を撮った写真を同封してくださるんです。桜の木の下で撮った写真や、ひな祭りの飾り付けの前で撮った写真など、季節の行事を楽しんでいる様子が伝わってきてとても嬉しい気持ちになります。玄関ホールにも皆さんの写真が飾られていて、そういった細やかな配慮や情報共有が家族の安心につながっていると感じます。また、施設が駅から比較的近い場所にあるのも、面会に行く私にとってはありがたい点です。
母が「美味しい」と完食する食事と家族の安堵
入居前は食事面での不安がありましたが、今は母が「美味しい、美味しい」と言って完食していると聞き、本当に安心しました。精神的なものが大きかったのかもしれませんが、本人が満足してくれているのが一番です。