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サクラスタイルガーデン
に75歳・女性・要介護4で入居していた方の退去理由インタビュー

取材日:2025/05/23
執筆者:岸川京子

入居者プロフィール

75歳・ 女性
要介護4
物忘れ、 妄想
車椅子、 寝たきり
カテーテル・尿バルーン、 心臓病・心筋梗塞・狭心症
自宅(独居)
ご本人の逝去
実の父母

見学/入居情報

施設探しをしていた時期:2024/03 〜 2024/05
見学をした施設:1件

見学した施設

施設名見学/入居
サクラスタイルガーデン入居

入居前に抱えていた問題

入居前の状況

母は目が全く見えず、以前は訪問のサービスを受けながら一人暮らしをしていました。その頃から転びやすくなっていて、実際に転んで頭を打ってしまったこともあったんです。スタッフの方が訪問した際に母が倒れていたこともあり、目が離せない状況でした。

施設探しを始めたきっかけ

母が転んでしまった後、残念ながら一人で立つこともできなくなり、寝たきりの状態になってしまいました。それまでお世話になっていたのは、訪問や通いはできても連泊ができないタイプの住まいだったので、急遽、24時間安心して見守っていただける新しい施設を探すことになりました。母の体の状態も急に変わってしまったので、本当に急いでいました。

入居決断時の葛藤・罪悪感

このまま一人にしておくことの方が不安でしたし、母の状態を考えると、専門の方にしっかり見ていただける施設の方が安心だという気持ちでした。ただ、母には被害妄想のような症状もあったので、そういったことも含めて母のことを受け入れてくれる施設があるだろうか、という心配はありました。

見学時の施設に対する不安

以前、他の施設を見学した際に「つきっきりでの対応は難しい」と言われた経験があったので、目が全く見えない母を本当にしっかり見ていただけるのか、不安な気持ちはありました。また、母の被害妄想のこともあったので、スタッフの方に理解していただけるだろうかという点も心配でした。ニュースなどで高齢者施設での不適切な話を見聞きすることもあったので、本当に信頼して母を任せられるだろうかという不安も正直ありました。

入居後の変化

入居後の変化

入居当初は、母も環境の変化に戸惑い、夜中にスタッフの方を何度も呼んでしまうことがあったようです。「すいません、すいません」と四六時中言っているような感じだったと聞きました。それでもスタッフの方々は、男性も女性も、行ける限り母の部屋へ足を運んでくださり、本当に面倒をかけたと思います。そのおかげで、母もだんだんと安心していったようです。 夜間、大きな声を出してしまうこともあり、静かな住宅街だったので心配しましたが、お薬の調整などもしながら、できる限り対応してくださいました。 兄も母のことをとても心配していましたが、月に一度、私や兄が面会に行くと、スタッフの方が母の様子を丁寧に教えてくれました。リビングで他の利用者さんと一緒に風船で遊んでいる動画や、楽しそうに過ごしている写真を送ってくださることもあり、本当に安心しました。スタッフの方々が母の様子をこまめに伝えてくださることで、当初抱いていた虐待などへの不安もすぐに消えました。 母は元々働くのが好きな人だったのですが、スタッフの方がそれを汲んでくださり、様々なレクリエーションを企画してくださいました。折り紙で何かを作ったり、絵を描いたり、作品を作ったりするのが得意なスタッフの方がいらっしゃって、母も目が見えなくても手先を動かせるようにと、一緒にクレヨンで色を塗ったり、紙を破らせてもらったりして楽しんでいたようです。私が面会に行くと、母がスタッフの方に手伝ってもらいながら描いた私の似顔絵や、作ったお花をプレゼントしてくれることもあり、その度に胸がいっぱいになりました。また、天気の良い日には神社へお参りに連れて行ってくださったり、桜の季節には外に散歩に連れ出してくださったりした時の写真も送っていただき、施設の中だけでなく、外の空気も感じさせてくれていることが分かり、本当に嬉しかったです。 母もだんだんと施設に慣れ、スタッフの方の名前を覚えて「〇〇さん、よくしてくれるのよ」「ここに来てよかった」と、亡くなる1週間前までずっと言っていました。その言葉を聞くたびに、そしてスタッフの方々の温かい対応に触れるたびに、兄と「本当にここに来られてよかったね」と話しながら、毎回涙ぐんでいました。

見学時の不安は解消したか

見学させていただいた際、母の詳しい状況をお伝えしました。すると後日、施設の社長さんが母のところに直接会いに来てくださったんです。母の体の状態や声の大きさ、少し大きな声を出してしまうことなども含めて確認してくださり、「うちで大丈夫ですよ」と言っていただけました。少人数制の一軒家型の施設で、目が行き届きやすいというお話も伺い、ここなら母を任せられるかもしれない、と大きな安心感を覚えました。「ぜひうちに来てほしい」とまで言っていただき、すぐに入居を決めさせていただきました。また、社長さんから「虐待などがないよう、施設内の様子を常に撮影しているんですよ」というお話も伺い、何かあった際に確認できる体制が整っているというオープンな姿勢からも、安心して任せられると感じました。

退去した理由

本当に残念ながら、母は施設で急変し、そのまま息を引き取りました。1年近くお世話になったと思います。後半は、母も「最後は家族と、私と兄と3人で家にいたい」と話していたこともありました。 でも、施設の方々の対応は本当に素晴らしく、これ以上ないんじゃないかと思うくらい良くしていただきました。 急な連絡を受け、病院に駆けつけると、施設の方も先に来てくださっていて、本当に心強かったです。母が施設で亡くなったため、警察の確認なども入りましたが、施設のスタッフの方は夜遅くまで嫌な顔一つせず、全ての対応に付き添ってくださいました。その後の火葬場の手配などについても、私たちが動揺している中で「今のうちにこちらに連絡しておくとスムーズですよ」と教えてくださり、本当に助けられました。最後まで親身になって寄り添ってくださったことに、言葉では言い尽くせないほど感謝しています。特に、入居当初から母のことを「可愛らしい」と言ってくださり、ご飯の介助もしてくださった男性スタッフの方は、母が亡くなった時、一緒に涙を流してくださいました。本当に、そこまで母のことを思ってくださる方がいる施設で、最期を迎えられたことは、母にとっても私たち家族にとっても、大きな救いでした。

サクラスタイルガーデンを選んだ理由

社長さん自ら母に会い、全てを受け入れてくれた安心感

施設を探している時、母の目が見えないこと、そして被害妄想のような症状があることを伝えると、なかなか受け入れてくれる施設が見つかりませんでした。そんな中、見学の際に状況をお伝えしたところ、後日社長さんがわざわざ母に直接会いに来てくださり、母のありのままの状態を見て「うちで大丈夫ですよ。ぜひ来てください」と言ってくださいました。その言葉がどれほど心強かったか分かりません。少人数制で目が行き届きやすい環境だということも、大きな決め手の一つでした。

心温まる手厚いケアと、家族へのこまやかな報告

入居後のスタッフの方々の対応は、本当に素晴らしいものでした。母が不安から何度もスタッフを呼んでしまっても、根気強く対応してくださり、徐々に母が安心していく様子が分かりました。レクリエーションでは、母の好きなことや特性を理解し、目が見えなくても安全に楽しめるように風船遊びをしたり、手を使ってできるクレヨンや紙ちぎりなどをさせてくれたり、本人の意欲を引き出す工夫をしてくださいました。その様子を動画や写真でこまめに送ってくださったので、離れていても母が笑顔で過ごしていることが分かり、私たち家族も本当に安心できました。

母が喜んだ手作りの食事と温かな介助

面会がお昼時だった際、お食事の様子を見学させていただきました。お味噌汁は出汁からちゃんと作られていたんです。母は介助してもらって食事を摂っていましたが、スタッフの方が本当に丁寧に、母のペースに合わせて介助してくださっていました。母自身も「ここのお味噌汁は美味しいのよ」「美味しい、美味しい」と言ってよく食べていたので、その様子を見られたことも安心材料の一つでした。全盲で他の楽しみが限られる中、美味しい食事と温かい雰囲気での食事介助は、母にとって大きな喜びであり、元気の源だったと感じています。

最期まで親身に寄り添ってくれたサポート体制

母が急変した際、施設の方はすぐに病院に駆けつけてくださり、その後の警察への対応や火葬場の紹介まで、本当に親身になってサポートしてくださいました。特に、入居当初から母のことを気にかけてくださっていたスタッフの方が、母が亡くなった時に涙を流してくださって、言葉にならないほどの感謝の気持ちでいっぱいになりました。最期までこのように温かく、尊厳を持って母に接してくださった施設を選べて、本当に良かったと思っています。

施設に対しての改善点や入居後のギャップ

入居して想定外だったこと

入居初日に、母のために歓迎会のようなものを開いてくださったことには本当に驚きました。社長さんをはじめ、他の入居者さんやスタッフの皆さんが集まってくださり、母がいつも抱っこしていた猫のぬいぐるみの名前を聞いたりして、インタビュー形式で和やかな雰囲気を作ってくださったんです。その様子を動画で送ってくださり、母が温かく迎え入れられているのを見て、とても安心しました。

改善点

本当に感謝の気持ちしかありませんが、強いて言うなら、面会に伺った際に、チャイムを鳴らしても玄関のドアをすぐには開けていただけないことが何度かありました。もちろん、スタッフの皆さんが施設内を忙しく動き回っていらっしゃるのは分かっていましたし、2階から急いで降りてこられる足音が聞こえて、「お待ちしてました!」と汗をかきながら迎えてくださる姿を見ると、かえって申し訳ない気持ちになるくらいでした。 また、入居当初、母が夜間に何度もスタッフを呼んでしまうことについて、「他の方もいらっしゃるので、夜中つきっきりというわけにはいかない」という説明を受けた時は、正直少し「えっ」と思ってしまったこともありました。でも、その後、施設での実際の状況や、スタッフの方々がどのように工夫して対応してくださっているかを具体的に聞くうちに、納得できましたし、できる限りのことをしてくださっているのが伝わってきました。母が「すいません」と何度も言ってしまう癖があることも理解してくださり、その都度は行けなくても、タイミングを見計らって部屋を覗いてくださっていたようです。
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サクラスタイルガーデンの写真
サクラスタイルガーデン
住宅型有料老人ホーム
標準
プラン
月額18万円
(入居金33万円〜)
入居金0
プラン
月額24万円
(入居金0万円〜)
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取材して

この度は、お母様との大切な思い出、そして施設での温かい日々について、詳細にお話しいただき、誠にありがとうございました。お話を伺いながら、お母様を深く愛し、最後まで最善のケアを模索された娘様のお気持ち、そしてそれに応えようと尽力された施設スタッフの方々の真心がひしひしと伝わってきて、胸が熱くなりました。 特に、社長様自らお母様に会いに来て受け入れを表明されたエピソードや、施設のオープンな姿勢、入居後のきめ細やかなケア、ご家族への動画や写真でのご報告、そして何よりもお母様が「ここでよかった」と仰っていたというお話は、理想的な介護の形の一つではないかと感じました。お母様が「最後は家族といたい」と話されていたお気持ちを伺うと切なくなりますが、それ以上に施設の方々が真心を尽くしてくださったからこそ、ご家族も納得と感謝の気持ちで最期を迎えることができたのだと思います。急変時の対応からその後のサポートに至るまで、施設全体でご家族に寄り添う姿勢は、これから施設を選ばれる方々にとって、大きな安心材料となることでしょう。 今回の体験談が、多くの皆様にとって、ご自身やご家族にとって本当に良いと思える施設を見つけるための一助となることを心より願っております。お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
取材日:2025/05/23
執筆者:岸川京子

入居した施設について

4.4

サクラスタイルガーデン

住宅型有料老人ホーム
東京都世田谷区新町
桜新町駅から 徒歩4分
標準プラン
月額 /18万円
入居金 /33万円
入居金ゼロ
プラン
月額 /24万円
入居金 /0万円
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サクラスタイルガーデン

こちらは 東京都世田谷区 の地域密着型の施設です。
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