退院後の生活を支える、施設内でのリハビリ環境
この施設を選んだ大きな理由の一つが、リハビリ環境です。義母は怪我の後遺症があり、退院後もリハビリを続ける必要がありました。こちらには施設内にデイサービスが併設されていたので、義母はそこでリハビリを兼ねた活動に参加することができました。特別な機械を使うというよりは、スタッフの方に付き添ってもらって廊下を歩く訓練をするなど、日常生活の延長線上で無理なく体を動かせたのが良かったようです。自宅ではなかなか難しい専門的なサポートを受けられたことに、とても助けられました。
夫婦それぞれのペースを尊重してくれる、柔軟な暮らし方
夫婦二人で入居しましたが、それぞれの希望や性格に合わせた暮らし方を尊重してもらえた点も、非常にありがたかったです。活動的な義母はデイサービスへ通い、一方で人付き合いが得意ではない義父は、無理に参加することなく自室で好きなように過ごすことができました。要支援の義父が、要介護の義母に付き添う形で一緒に入居できたことも、二人にとっては心強かったと思います。夫婦だからといって同じ生活を強いるのではなく、個々の意思を大切にしてくれる姿勢に、温かみを感じました。
心身の変化に合わせた、きめ細やかな見守り体制
入居者の心身の状態の変化に、とてもよく気を配っていただきました。例えば義父は、入居当初は一人で外出もしていましたが、MCIの症状が進み、だんだんと歩行も不安定になっていきました。その変化をスタッフの方々がきちんと把握してくださり、「そろそろ一人での外出は危ないかもしれません」と、適切なタイミングで家族に連絡をくれました。本人の尊厳を保ちつつ、安全を確保するというバランスの取れた見守りがあったからこそ、大きな事故もなく穏やかに過ごすことができたのだと思います。
コロナ禍以前の、温かく親切なスタッフとの交流
コロナ禍で面会が制限される前のことになりますが、スタッフの方々の対応が非常に親切で、家族としても安心して両親を預けることができました。面会に行くといつも明るく声をかけてくれましたし、両親の普段の様子なども細かく教えてくれました。いつでも自由に会いに行ける環境と、スタッフの方々の温かい人柄は、施設での生活を支える上でとても大きな要素だったと感じています。残念ながら後半はそれが叶いませんでしたが、入居当初の良好な関係があったからこそ、最後まで信頼し続けることができました。
連携医療と丁寧な看取りで、終の棲家としての安心感
連携しているお医者様が週に一度往診に来てくださるなど、日常的な健康管理の面でも安心感がありました。そして何より、二人ともこの施設で最期を迎えることができたのが、一番良かったことかもしれません。亡くなった際も、スタッフの方々が本当に親身に対応してくださり、私たち家族の心に寄り添ってくれました。「最後まで安心してお任せできた」というこの気持ちが、この施設を選んで本当に良かったという何よりの証拠だと思っています。