入居前はどのような状況でしたか?
祖母は入居当時94歳で、要介護2の認定を受けていました。私の母が先に他界していたため、祖母は長年一人で暮らしていました。杖を使えば自分で歩くことはでき、膝に人工関節は入れていましたが、他に大きな持病はありませんでした。
ただ、年齢とともに物忘れが見られるようになり、日付や曜日が少し分からなくなるといった認知症の初期症状もありました。人の名前などははっきりしていたものの、やはり高齢での一人暮らしには、家族として言いようのない不安が常にありました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
祖母が94歳と高齢になり、一人暮らしを続けていくことに家族として不安が大きくなったのが、施設探しを始めた直接のきっかけです。幸いなことに当時は元気でしたが、万が一何かあった時にすぐに対応できない状況は避けたい、という思いから、本格的に検討を始めました。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
祖母の実の妹、つまり私の大叔母がすでに入居していたという点が非常に大きく、施設の様子をある程度事前に聞くことができていました。そのため、祖母を施設に入れることに対する罪悪感や大きな葛藤はほとんどありませんでした。むしろ、身内がいる環境で安心して暮らせるのではないかという期待感の方が大きかったように思います。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
親族から話を聞いていたので、施設の雰囲気やスタッフの方々のことについて、見学時に特に不安を感じることはありませんでした。
ただ一つ気になったのは、立地です。施設が駅から少し離れた場所にあり、車で行かないと面会に通うのが少し大変かもしれない、という点だけは少し考えました。