入居前はどのような状況でしたか?
父はパーキンソン病で、自宅にいた頃は家族と一緒に暮らしていました。訪問診療、訪問看護、訪問リハビリもフルでサービスを使ってやっていましたが、父自身に強い不安があって。私が外出していると「いつ帰ってくるの?」「何かしてほしい」と頻繁に電話がかかってくるような状況でした。ちょっとした微熱や痰の絡みでも、一人でいるのが怖くなってしまう。自宅だとどうしても誰かがいなかったりするので、もうサービスだけでは追いつかなくなっていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
実は、別の有料老人ホームに行くことは決まっていて、もう見学も行って、契約もして、入居する日にちまで決まってたんですよ。なんですけど、入る前に父が「色々調べてもらいたい」と言い出して入院することになって。それで調べたら、それなりに悪いところが色々見つかってしまって…。
それで、入院が長引くうちに、状況が悪くなってしまって…。というのも、一ヶ月くらい入院してたんですけど、そこも看護師さん不足だったみたいで。父が起こしてほしいって訴えても来ないし、起こしてもらえない。面会もできないから中の様子もわからないじゃないですか。そうこうしているうちに、もう廃用症候群みたいに、それまでできていたこともできなくなっちゃったんです。
お食事だって、入院前は自宅で普通に固形の常食を飲み込めていたのに、「痰が引っかかるから危ない」って言われて、入院したらペースト食になっちゃって。「えっ」ていう感じですよね。それで結局、痰吸引も必要になっちゃって。そうなると、もともと決まってた施設は夜間にナースがいないから「ちょっとそこには入れないね」っていうことになって、急いで夜間ナースがいるナーシングホームを探し直したんです。
入居決断時に葛藤や罪悪感はありましたか?
不安や葛藤はありましたけど、でも家で見るのが困難になってきたので、そこはちょっと割り切らなくちゃいけないところもあるなと。いろいろ制度とかそういうサービスに頼らなくちゃいけないなっていうことで。
父本人もやっぱり自宅だと不安があるところもあったので、病院の先生から「施設に入ったら24時間誰か人がいるから」と説明されて、納得しての決断でした。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
スタッフさんがどこまでやってくださるのか、見学に行ってみてのスタッフさんの対応は気になりました。寝かせっぱなしなのか、それとも空いている時間にフロアに連れてきてもらえるのか。アイプラスさんはレクリエーションをやってくださるような感じだったので、寝かせっぱなしではなく、離床できると思いました。父もそこまで寝たきりレベルではなかったので、活動ができそうなところがいいなと思って。