施設長さんの人柄と分かりやすい説明
最初に見学に行った時、施設長さんが私たちの話をすごーく丁寧に聞いてくださって、とっても感じの良い方だったんです。娘も「あの方がいるなら大丈夫だよ」って太鼓判を押してくれたくらい。説明もすごく分かりやすくて、これからの段取りとかもテキパキ話してくださったので、「ここなら安心してお任せできるな」って思えました。
入居前の丁寧なカンファレンス
入居する前には、お医者さんとか介護士さんとか、本当にたくさん、20人くらいのスタッフの方が集まってカンファレンスを開いてくださったんです。その場で母自身にも「どうしてほしいですか?」とか「何かしてほしいことはありますか?」って、丁寧に聞いてくれて。だから母も納得して入居できたんだと思います。家族が勝手に決めちゃったんじゃなくて、母の気持ちをちゃんと考えてくれたのが、すごく嬉しかったですね。
まるで自宅のような部屋の環境
「お部屋には何を持ち込んでもいいですよ」って言ってくださったので、母がずーっと使ってた愛用の家具とか身の回りのものを、ほとんど全部持ち込ませてもらったんです。テレビの置く場所とかも家と同じように工夫して、本当に自分の部屋にいるみたいに過ごせるようにしてくださって、感謝しています。使い慣れたものに囲まれて、母も安心できたんじゃないかなって思います。
24時間いつでも面会可能
施設の方から鍵を預けてもらって、「24時間いつでもどうぞ」って言ってもらえたんです。母の容態があまり良くなかったこともあって、1階のお部屋にしてもらうとか、そういう配慮もあって。だいたい週に3回くらいは顔を出していました。夜、車の通りが少なくなってからだとすぐ行けたので、仕事帰りなんかにも気軽に立ち寄ることができて、本当に助かりました。しょっちゅう様子を見に行けたのは、私たち家族にとっても、母にとっても安心感につながったと思います。
母の望み通りの穏やかな看取り
母はね、「痛いのはイヤだ」「点滴は絶対にしたくない」って、いつも言ってたんですよ。施設では、その母の希望を一番に考えてくださって、痛みとか苦しみがないように、すごく気を配ってケアしてくれました。亡くなる直前、母が好きだった「千の風になって」の曲をずーっと流してたんですけど、それを聞きながら本当に穏やかに旅立っていきました。本人が望んでいた形で最期を迎えさせてあげられたことが、私たちにとっては本当に何よりの救いです。