入居後の変化
入居して間もなく、母は心不全で病院に入院することになってしまいました。入院中、私たちは母の回復を心から願っていましたが、回復して施設に戻れるという段階になった時、母の様子が急変したんです。「二度とあの施設には戻りたくない!」と、ものすごい剣幕で拒否し、暴れてしまうほどでした。
正直、最初は「環境が変わって認知症がひどくなったのかな…」と思っていました。しかし、後になって母からポツリポツリと聞かされた話は、私たちの想像とは全く違うものでした。
施設に入居してわずか2日ほどで、母が自分の携帯電話から警察に「助けてくれ」と電話をしていた、という話を聞いた時には、本当に衝撃を受けました。その時は認知症の影響だろうと思っていたのですが、母は「私は正気だった。とにかくあそこから一刻も早く出たかった」と、必死な様子で話してくれました。その言葉を聞いて、胸が締め付けられる思いでした。
見学時の不安は解消したか
いくつか施設を見学する中で、ベストライフ三保の松原と、もう一箇所検討していた施設がありました。もう一つの施設は、残念ながら日当たりの悪い部屋しか空いていなかったんです。母に少しでも快適に過ごしてほしいという思いがあったので、日当たりの良い部屋があるというのは大きなポイントでした。
ベストライフ三保の松原を見学した際には、部屋がとても明るくてきれいだったこと、そして担当してくださった職員さんの対応も非常に丁寧で、私たち家族にとってはとても印象が良かったんです。費用面でも無理がない範囲で入居できるというお話もあり、「ここなら母も安心して過ごせるかもしれない」という期待を持って、入居を決めました。