「本人らしさ」を尊重する傾聴のケア
この施設の一番の魅力は、入居者一人ひとりの「本人らしさ」を尊重してくださる点だと思います。施設長ご自身がご家族の介護を経験された方ということもあり、マニュアル通りの対応ではなく、その人らしく過ごせる環境づくりを大切にされているのが伝わってきます。
特に「傾聴」の姿勢には本当に助けられました。入居当初、母は混乱と怒りで非常に不安定でしたが、スタッフの方々が根気強く、時間をかけて母の話に耳を傾けてくださいました。その丁寧な関わりのおかげで、母はたった1日で落ち着きを取り戻すことができました。ただ預かるのではなく、一人の人間として向き合ってくれる、その姿勢に心から感謝しています。
入居初期の不安を和らげる、柔軟な面会体制
入居直後は本人も家族も一番不安な時期ですが、その気持ちに寄り添った柔軟な対応をしていただけたことも、本当に心強かったです。入居当初、母が不安定になることを見越した施設側から、「少しの間、ご家族で交代で毎日顔を出してあげてください」と提案がありました。
本来は面会時間が決まっているのですが、「何時でも、深夜でも構いません」と言ってくださったんです。その言葉にどれだけ救われたか分かりません。家族がいつでも会いに行けるという安心感が、母の心の安定につながったのはもちろん、私たち家族の不安も大きく和らげてくれました。
プライベートも大切にできる、程よい距離感
見学時にはレクリエーションが少ないのではと心配しましたが、実際に入居してみると、その「程よい距離感」がこの施設の良さなのだと分かりました。毎日何かしらのイベントに引っ張り回されるのではなく、参加したいものに参加し、あとは自分の部屋で静かに過ごすといったように、本人のペースで生活できる環境が整っています。
高齢になると、賑やかなことばかりが良いわけではなく、プライベートな時間や空間も非常に大切になります。この施設では、集団での活動と個人の時間のバランスがとても良く考えられており、母も無理なく自分のペースで日々を過ごせているようです。
万が一の時も安心の、迅速な対応と報告
日々のケアだけでなく、何かあった時の対応が迅速で丁寧な点も、家族としては非常に安心できるポイントです。一度、母が服用している薬を喉に詰まらせてしまったことがありました。その際も、スタッフの方が速やかに適切な処置をしてくださり、大事には至りませんでした。
その後、すぐに私たち家族へ「こういうことがありましたが、このように対応し、現在は問題ありません」と丁寧な報告の連絡をいただきました。普段、特に大きな出来事がなければ連絡はありませんが、こうした緊急時にはきちんと状況を伝えてくれる。この信頼できる報告体制があるからこそ、遠くにいても安心して母を任せることができています。
























