手厚いリハビリと、状態に合わせた日常のケア
一番良かったと感じているのは、やはりリハビリの体制が整っていることです。今年の3月に母が肺炎で入院し、2週間ほどで足の筋力がすっかり落ちて車椅子状態になってしまった時は、本当に目の前が暗くなる思いでした。
ですが、この施設はもともと整形外科が経営していることもあり、1階にリハビリスペースがあるんです。退院後はそこで理学療法士の方に指導していただきながら歩行練習などを続け、今では押し車で歩けるまでに回復しました。高齢でも、こうして筋力をつけるためのリハビリをしてもらえるのは、本当にありがたいです。
また、肺炎を機に要介護度が上がり、以前より手がかかる状態になりましたが、その分、今は手厚く見ていただいています。お風呂も二人体制で入れてくださるなど、今の母の状態に合わせたケアをしっかりとしてもらえているので、その点も非常に安心しています。
安心の医療連携と、心強かった退院時のサポート
肺炎で入院した際の、病院との連携にも本当に助けられました。入院が決まった時点で、施設と病院がすぐに連絡を取り合ってくれたようで、母が普段飲んでいるお薬の情報なども、すべてスムーズに共有してくれていました。
特に心強かったのが退院の時です。車椅子になった母をどうやって施設まで連れて帰ろうかと心配していたら、病院の方から「施設の方がちゃんと迎えに来られますよ」と教えていただいて。施設が車椅子も乗れる専用の車を持っているので、当日はそれでお迎えに来てくださったんです。あの時は本当に安心しましたし、助かりました。
普段から提携しているお医者様が月に何回か往診に来てくれて、その先生が主治医のような形で内科も見てくれます。お薬もすべてそちらで管理してもらっているので、家族が病院に連れて行く手間もなく、医療面はすべてお任せできています。
面会時に伝わる、多職種連携での見守り
毎週のように面会に行っているのですが、その際にスタッフの皆さんが母の様子を詳しく報告してくれるのも、ありがたいと感じている点です。
ケアマネージャーさん、リハビリを指導してくださる方、相談員さん、そして看護師さんと、本当に色々な方がそれぞれの立場から「今週はこんな様子でしたよ」「こんなことができるようになりました」と話をしてくださるんです。
そのお話を聞くたびに、たくさんの専門家の方々がチームとして母のことを見守ってくれているんだな、ということが伝わってきて、とても心強く感じます。