こまめな連絡で、離れていても様子がわかる安心感
施設の方が、母の様子をこまめに報告してくださることも、本当にありがたいと感じている点です。緊急時や体調に変化があった時だけでなく、普段の生活の様子も定期的に連絡をいただけます。毎日ではないにしても、私たち家族からすれば十分に丁寧な対応だと感じています。
離れて暮らしていると、どうしても「元気にしているだろうか」「変わりはないだろうか」と心配が尽きません。そんな中で、施設の方からいただく連絡は、母の日常を垣間見ることができる貴重な機会です。この安心感があるからこそ、20年という長い間、信頼してお任せできているのだと思います。
身体状況の変化に合わせた、きめ細やかなケア
母は入居当初、要介護1で自分の足で歩くこともできましたが、20年近い年月の間にだんだんと身体が弱り、今では要介護5の寝たきりの状態です。これだけ大きな変化があったにも関わらず、常にその時の母の状態に最適なケアを提供し続けてくださっていることに、心から感謝しています。
特に、今年の夏頃に体調を崩してからは、食事を流動食に変えてくださったり、訪問マッサージの回数を増やしてくださったりと、迅速かつ柔軟に対応していただきました。自宅で介護をしていたら、ここまで細やかな対応はできなかったと思います。長年の経験を持つプロの方々が、母の小さな変化も見逃さずにケアしてくださる。この専門性こそが、施設にお任せして良かったと心から思える理由です。
自宅から歩いて行ける、面会のしやすさ
この施設を選んだ一番の理由は、自宅からのアクセスの良さでした。以前お世話になっていた施設が少し遠かったため、もっと気軽に顔を見に行ける場所を探していたところ、自宅から歩いて行ける距離にこの施設を見つけました。
実際に入居してからは、コロナ禍で面会が制限された時期を除いて、いつでも面会が可能です。私も週に1回は顔を出しに行くことができています。今は母も寝たきりになり、呼びかけても反応が薄くなってしまいましたが、それでも何か必要なものを届けたり、少しでも顔を見たりできるこの距離感は、私たち家族にとって何よりの安心材料になっています。物理的な距離が近いことは、心の距離をも縮めてくれるのだと実感しています。