建物の造りが広々としていて、開放感がある
私が母の入居先を探していた際、いくつかの施設を実際に自分の目で見学して回りました。その中で強く感じたのは、建物全体のゆとりがいかに大切かということです。
他の施設では、マンションの一室を改装したようなワンフロアの造りのところもありました。そうした場所は、どうしても空間に限りがあり、まるでベッドを敷き詰めたような、すし詰め状態に感じてしまうことがあったのです。
それに対して「花珠の家えどがわ」は、もともと企業の寮として使われていた建物ということもあり、5階建てか6階建てという高さのある構造でした。何よりも印象的だったのは、視界を遮るもののない長い廊下があり、その左右に個室が並んでいるという、しっかりとした「施設」としての造りになっていたことです。
建物自体に広さと高さがあるため、窮屈さを感じることなく、母が生活する場として適切な開放感があると思えたことが、こちらを選んだ大きな理由の一つです。
車でのアクセスが良い
施設選びにおいて、家族である私が無理なく通い続けられるかどうかは、非常に重要なポイントでした。その点、こちらの施設は立地や設備が私の希望に合致していました。
以前検討した別の施設では、面会を全面的に断っているようなところもあり、会いに行けない環境に強い不安を覚えたことがあります。しかし、「花珠の家えどがわ」は面会制限はそこまで厳しくなく、なおかつ駐車場が完備されていたことが大きな安心材料となりました。
母が入院していた病院を退院する期限が迫っており、時間的な余裕がない中で必死に探していましたが、この条件の良さが揃っていたことが、最終的な決断を後押ししてくれました。
干渉が少なく、自分のペースで過ごしたい人には向いている環境
この施設での生活は、良くも悪くも事務的で、スタッフの方々による過度な干渉がありません。そのため、入居者本人が自立しており、誰にも構われずに自分のペースで静かに暮らしたいという希望を持っている場合には、居心地が良い場所かなと思います。
うちの母のように認知症があり、スタッフの方からの積極的なお声がけや交流を必要とするタイプにとっては、物足りなさや寂しさを感じる場面もありましたが、プライバシーや静かな環境を優先する方にとっては、こうした「放っておいてくれる」距離感が一つのメリットになるのかもしれません。
もちろん、施設としての機能が著しく欠如しているといったことはなく、施設長さんも決して悪い方ではありませんでした。施設そのものが「変なところ」というわけではなく、あくまで入居者自身の性格や、どのような生活スタイルを望んでいるかによって、相性が分かれる施設なのだと思います。