本人のペースを尊重してくれる、程よい距離感
義母はもともとおしゃべりが好きなんですが、もう97歳。長時間座っていると疲れてしまうようで、すぐに自分の部屋に戻りたがることがあります。施設の方は、無理に食堂に引き留めたりせず、本人の意思を尊重してくれているように感じます。「もうちょっと食堂に長くいて、みんなと話した方がいいんじゃない?」と声をかけることもあるようですが、本人が「疲れるから帰る」と言えば、それを認めてくれる。
他の入居者さんと常に一緒というわけではなく、自分の部屋で好きなように過ごせる時間が確保されている点が、義母には合っているのだと思います。以前利用したショートステイでも、ある程度自由にさせてくれる環境が気に入っていたので、そういった「いい意味でサバサバしていて、細かいことにうるさくない」という点が、今の施設でも同様だったのが良かったのだと感じています。スタッフの方も、細かいことをあまり言わない、大らかな雰囲気のようです。
コンパクトな造りで移動がしやすい環境
以前見学したデイサービスの施設は、とても広かったんです。その時はまだ杖で歩いていたのですが、広い分、トイレに行くのも一苦労で、誰かスタッフの方に付き添ってもらわないと危ないような状況でした。
でも、今の施設は元々病院だった建物を改装しているので、通路もそれほど広くありません。それがかえって義母には良かったみたいで、今は歩行器を使って、自分でエレベーターに乗り、2階にある自分の部屋まで一人で移動できているんです。
広すぎないことで、本人の移動の負担も少なく、結果的に自力での移動が維持できているのは、私たち家族にとっても大きな安心材料です。本人も、壁や手すりに頼りながら、ちょうど良い距離感で移動できるのが良いようです。
スタッフ間の連携と話しやすい相談員さん
施設全体がこぢんまりとしているからか、スタッフさん同士がとても仲が良いように見受けられます。食堂の方、介護士さん、事務の方、皆さん和気あいあいとされていて、施設全体の雰囲気が良いと感じます。
特に、入居の相談に乗ってくださった相談員さんが、とてもサバサバした気さくな女性の方で、こちらも気兼ねなく色々と話しやすい雰囲気を作ってくださったのが印象的でした。
以前、ショートステイのことで相談した別の施設の担当者の方は、どちらかというと事務的な対応だったのですが、今の施設の相談員さんは「大丈夫よ!」といった感じで親身になって話を聞いてくださるので、何か困ったことがあった時にも相談しやすいという安心感があります。今でも何かと気にかけてくださり、話しやすい関係が続いています。