住宅型有料老人ホーム　ナースサイドヴィラ京王八王子
に89歳・女性・要介護3で入居していた方の退去理由インタビュー

母は骨折をしてリハビリ中でした。退院の時期が迫っていたのですが、一人暮らしに戻すことが難しく、施設を探し始めました。

退院期限の日にちが決まっていたため、確実にどこかに入居しなければならない状態でした。時間がない中で急いで探す必要がありました。

母は施設に入って1ヶ月ほどで入院してしまい、そのまま病院で亡くなったため、施設での生活が長くはありませんでした。ただ、施設内にはデイサービスがあり、同じ建物の中で利用できるのはありがたいと感じていました。しかし、父が亡くなってまだ間もないこともあり、住民票を動かせなかったのですが、その結果、デイサービスは利用できませんでした。もし母が元気で長く施設に滞在していたら、デイサービスを利用できないことは大きな問題になっただろうと思います。

母は施設に入居して、1か月程度で入院してしまいました。その後、約1ヶ月病院にいましたが、その後亡くなりました。そのため、施設にはわずか1ヶ月しかいませんでした。 退去に関して少し困ったことがありました。母が亡くなった翌月分の施設費用まで、支払わないといけなかったんです。施設側からは事前の説明がなかったように記憶しており、明細が来た時に「なぜこの金額なの？」と驚きました。施設側は説明したと言うかもしれませんが、私には覚えがなかったので、そこが唯一引っかかりました。

部屋にトイレがあった点も良かったです。一般的な老人ホームだとトイレが共用であることが多いですが、母の部屋には専用のトイレがあったため、気兼ねなく使うことができたと思います。コンパクトな部屋ではありましたが、ベッドから数歩でトイレに行ける距離だったのは、足元が不安な母にとって非常に助かりました。

短期間の入居ではありましたが、看護師さんのサポートが手厚かったのは非常に心強かったです。母の具合が悪くなった時も、看護師さんが丁寧に様子を見てくださり、「このままだと多分入院されると思いますよ」などと的確なアドバイスをくださいました。 ホームから一番近い総合病院に連れて行ってくださり、入院手続きなどもスムーズに進めていただいたので、とても安心できました。急な体調の変化にも迅速に対応していただけたことは、家族として感謝しています。

施設内にデイサービスがあるのはとても魅力的で、入居を決めた理由の一つでもあったのですが、住民票を施設に移動させないと利用できないという点は想定外でした。父が亡くなってまだ間もないこともあり、相続の手続きなどで住民票を簡単に動かせない事情があったため、デイサービスを利用できなかったのは残念でした。同じ屋根の下にあるのに利用できないのは、せっかくのメリットを活かせず、もったいないと感じました。 また、ケアマネージャーさんは施設に常駐しているわけではなく、普段は別の場所にいらっしゃるようでした。月に何回か見回りに来るのだろうとは思いますが、毎日いらっしゃるわけではないので、そこは少し気になりました。

ベッドのサイズが少し気になりました。母は小さくなっていたので合っていたのかもしれませんが、普通のベッドとしてはかなり小さく感じました。壁から壁のギリギリで、110cmを超えるような人だと狭いかもしれません。 また、部屋のサイズも普通の人が暮らすには小さいと感じるかもしれません。トイレは部屋にあり、ベッドから5歩くらいで行ける距離だったので、母にとっては良かった点ですが、かなりコンパクトな部屋でした。

今回は、お母様のご逝去という大変お辛い状況の中、快くインタビューに応じてくださり、誠にありがとうございました。短期間の入居ではあったものの、娘様がお母様のために最善を尽くされたご様子がひしひしと伝わってきました。 特に、住民票の兼ね合いで施設内のデイサービスが利用できなかった点や、退去費用に関するお話は、今後の施設選びをされる方々にとって非常に貴重な情報だと感じました。看護師さんのサポートが手厚かったというお話も伺え、ご本人様の体調変化に対して迅速に対応されていたことが伺えました。娘様の率直なご意見を参考に、より良い情報提供ができるよう努めてまいります。