入居前はどのような状況でしたか?
母が施設に入居したのは82、3歳の頃でした。要介護3の認定を受けており、糖尿病の気や内臓疾患、時々血圧が高くなるなどの持病も抱えていました。幸い、訪問医療を受けたり、信頼できるお医者様のところに時々通院したりしてお薬をもらっていたので、病状は落ち着いていました。
身体の状態としては、杖を持ってはいましたが、平らな場所であれば杖を使わずに自分の足で歩けるくらい元気でした。ただ、年齢相応に物忘れは強く出てきていて、認知症の診断こそ受けていなかったものの、少しずつ変化があることは家族として感じていましたね。施設に入る前は、私の姉の家で一緒に暮らしていました。
施設探しを始めたきっかけは何ですか?
実は、施設探しを最初に始めたのは母自身でした。「いずれは施設に入りたい」という気持ちがあったようで、ずいぶん前から一人で情報を集めていたようです。ただ、なかなか決定打がなく、具体的には進んでいない状況が続いていました。
そんな時、姉の家のすぐ近くに新しい施設ができたんです。それが大きなきっかけになりました。身近な場所に新しい施設ができたことで、姉が中心となって本格的に施設探しを始め、そこから1年半か2年弱くらいで入居が決まりました。もちろん、他の施設も2軒ほど見学には行きましたが、最終的にこちらにお世話になることにしたんです。
見学時、施設に対する不安はありましたか?
見学に伺った際、特に不安に思う点はありませんでした。むしろ、良い印象を受けたことを覚えています。
施設全体の規模が大きすぎず、最大でも30人くらいという点が、私たちにとってはちょうど良いと感じました。あまりに大きい施設だと、母が疎外感を覚えてしまうのではないかという心配がありましたが、ここならスタッフさんの目も行き届きやすいだろうと思えました。
お部屋も全て個室で、トイレが付いていたのも安心材料でした。お風呂は毎日ではありませんでしたが、週に3回、きちんと付き添いの方が見守ってくださるということでしたし、入居当時は母も自分で体を洗える状態でしたから、特に問題はないだろうと考えました。