インスタとLINEで繋がる、日々の安心感
こちらの施設はインスタグラムをされていて、結構な頻度で夕食の写真をアップしてくださるんです。それを見ながら「今日、お母さんはこれを食べたんだな」って確認するのが、私たちの楽しみの一つになっています。LINEでの連絡も本当にこまめで、以前、美濃加茂のバラ園へ連れて行ってくださった時も、現地でソフトクリームを食べている楽しそうな写真を送ってくれました。離れていても、日々の暮らしぶりが見える。この繋がりが、私たちの大きな安心になっています。
プライドを傷つけない、一人ひとりに寄り添うケア
スタッフの方々は、義母の性格をよく理解して、そのプライドを尊重したケアをしてくださいます。義母は頑固な一面があって、例えばトイレを促されても「わしはそんなこと言われるような年じゃない」と機嫌を損ねてしまうことがあるんです。でも、スタッフの方は決して無理強いせず、少し様子を見てから声をかけるなど、うまく対応してくださっています。お年寄りのプライドを大事にしてくれる姿勢が、本当にありがたいですね。
”その人らしさ”を支える、消耗品への驚くほどの配慮
ここのケアの細やかさには、いつも驚かされます。おやつは10時と15時の2回あるのですが、片方の時間は家族が持ち込んだお菓子を出してもらえるんです。お部屋においておくと賞味期限や、何か起きてしまったらと不安になりますが、預けた差し入れは施設で管理してくださいます。このおかげで、義母の好きなお菓子をいつでも食べさせてあげられます。
また、日々の消耗品への配慮もすごいです。義母がこだわって使っている紙パンツがあるのですが、それがなくなりそうになるとすぐにLINEで知らせてくれます。それだけでなく、例えば毎日書いている日記帳やペンがなくなりそうな時でさえご連絡をくださいます。しかも「施設の物をお使いいただいてもいいですよ。それともご家族が持ってこられますか?」と一言添えてくださるんです。本当に一人ひとりの生活を隅々まで見てくれているな、と感心します。
「ダメ」と言わない。”いつでもどうぞ”の温かい姿勢
ここの施設の対応には、本当に頭が下がります。この間のお盆に、私がうっかり面会の予約を忘れて、突然伺ってしまったことがあったんです。普通なら「予約がないので」と断られても仕方がない場面ですよね。でも、スタッフの方は嫌な顔一つせず、慌てて談話室を準備してくださって、追い返されることなく無事に義母と会うことができました。また、月に一度の通院で家族が迎えに行き、食事や買い物に連れ出すこともいつも快く送り出してくれますし、面会で少し長居して時間をオーバーしてしまった時も、「どうぞ、どうぞ」という感じなんです。どんな時も受け入れてくれる、その温かい姿勢にいつも救われています。