面会のしやすさ
当時はまだ新型コロナウイルスの影響が残っている時期でしたが、面会が比較的自由にできる点が大きな魅力でした。特に、週末などに母を一時的に自宅へ連れて帰ることも可能で、面会も基本的に予約なしで施設の開いている時間内ならいつでも行ける(外泊のみ事前連絡が必要)という手軽さは、私たち家族にとって非常にありがたい配慮でした。
希望した特養に空きがなく、有料老人ホームを選択
当初は、費用面も考慮して市が運営する特別養護老人ホーム(特養)への入居を考えていました。しかし、いくつかの特養に問い合わせてみましたが、どこも待機されている方が多く、すぐに入居できるような状況ではありませんでした。母の体調を考えると、一日も早く落ち着ける場所を見つけてあげたいという気持ちが強かったため、視野を広げ、民間の有料老人ホームの中から現在の施設を選びました。結果として、母に合った環境を見つけることができたと思っています。
最も重要視した「一時帰宅」への柔軟な対応
年末年始やお盆、ゴールデンウィークなど、家族が揃う大切なタイミングで母を自宅に一時帰宅させたいという希望が私にはありました。こちらの施設では、そうした私の希望に対して非常に柔軟に対応していただけるという点が、最終的な決め手の一つとなりました。他の施設、特に特別養護老人ホームなどでは、感染症対策などを理由に一時帰宅をなかなか認めていないところも多いと聞いていましたので、この点は本当に助かりました。現在でも、月に1回か2ヶ月に1回程度の頻度で、母を自宅に連れて帰ってきてもらうようにしています。その際も、施設のスタッフの方々はいつも快く送り出してくださるので、心から感謝しています。