サービス付き高齢者向け住宅 まめ蔵
に98歳・女性・要介護1で入居していた方へのインタビュー

母は一人で暮らしていましたが、年齢とともにだんだんと身の回りのことが難しくなってきていると感じていました。それで、施設を探し始めたのがきっかけです。

施設にお願いすること自体に、家族として大きな迷いはありませんでした。ただ一つ心配だったのは、本人が「家に帰りたい」と言い出すのではないか、という帰宅願望のことだけでしたね。

入居してからの母は、わりと自由に過ごしているようです。食事のあと、そのまま食堂スペースで休憩していたり、時にはそこでうとうとと眠っていたり。もちろん、自分の部屋に戻って過ごすこともあります。 面会に行った時の話ですが、一緒に外出することはあまりありません。ですが、施設の中を自由に手押し車で元気に歩き回ったりしています。体の調子は良さそうで、元気に過ごしてくれているのが何よりです。 私たち家族としては、以前のように「何かあったらどうしよう」と常に心配することがなくなりました。そこが一番大きいですね。

実際に見学に行ってみると、施設の雰囲気や他の入居者の方の様子から、本人に合っていそうな感じがしたので、こちらの施設に決めることにしました。

一番は、やはり「ちゃんと見てもらえる」というところですね。常にスタッフの方が見てくれている、という安心感があります。 日中もそうですし、夜も誰かがいてくれる。一人暮らしの時にはなかった、その安心感が家族にとっては本当にありがたいです。

入居者の生活に、あまり厳しい決まりがないところも良かった点です。その日の体調や気分に合わせて、本人の好きなようにさせてくれているようです。一人ひとりのペースを尊重してくれるので、母も無理なく生活できているのだと思います。 それに加えて、季節ごとのイベントも開催されています。本人も参加していると聞いており、生活の中に楽しみがあるのは、ありがたいことだと感じています。そういった催しの様子を写真などで報告してくれるので、施設での暮らしぶりを知る良い機会になっています。

面会は予約制になっています。ただ、事前に一本連絡をすればこちらの都合の良い時間帯で調整してもらえるので、とても助かっています。 自分の都合などに合わせて会いに行けますし、また、洗濯などの身の回りのこともすべて施設にお願いできているので、本人も家族も、負担が軽くなりました。

特に困り事とかはなく、よく見てもらっています。

息子様は、非常に穏やかな口調で、お母様が施設での生活に馴染んでいらっしゃることに、心から安堵されているご様子が伝わってきました。特に印象的だったのは、「ちゃんと見てもらえる」という言葉です。介護においてご家族が最も求める「安心感」が、この施設での生活によって満たされていることが、その言葉から深く感じ取れました。最後に「いいとこ紹介してもらったんで、よかったですよ」と仰っていただいた言葉が、この度の選択がご家族にとって最良のものであったことを物語っているように感じます。貴重なお話をありがとうございました。